ミツバチ科 8種 工事済

花バチ表紙

ミツバチ

ハキリバチ

 以前はミツバチ科一科だけだったが、今は七科に分割され、ミツバチ科の種類は限られて、ここで紹介するのもたった8種で、こじんまりとしている。しかし、雌雄働・個体差・変異があって、見た目では何十にもなり、種類によって酷似したり、動きが早く、鮮明な写真が撮れないので、判別が非常に難しい。図鑑でも、以外なことにミツバチ本体も詳細な情報が出ておらず、自信を持って名前を割り当てたのはごく僅かで、判別しきれずに見切り発車した個体も少なからずある。

画像の上の記号は撮影O=2003〜Z=2014 A〜=2015〜1〜a=10〜c=12月日

ムカシハナバチ

コハナバチ

ケアシハナバチ

ヒメハナバチ

コシブトハナバチ

チビハナバチ

ミツバチについて セイヨウとニホンの違い

セイヨウミツバチ

1013o S515-1

 日本で見られるミツバチは、セイヨウミツバチが中心で、2004年から本格的に昆虫撮影を始めたが、ニホンミツバチと思われる個体と遭遇したのは2007年が最初で、セイヨウミツバチとの違いを意識していなかったので埋もれていた。ところが、2010年頃、セイヨウミツバチの減少が話題になると、ニホンミツバチが多く見られるようになり、存在を認識するようになった。

 通常見られるセイヨウミツバチは働きバチで、オスはほとんど見られない。ニホンミツバチのオスと類似しており、誤同定かもしれない。働きバチは春先から晩秋まで見られ、撮影は4〜10月なので、セイヨウミツバチがいないと言うことが無い。いつでも撮れるとの安易さが、撮影枚数に表れ、それほど多くない。中には個体差かそれとも別種か判別できない個体もある。

S515-2

S515-3

T507

U918

W709-1

W709-2

X725-1

X725-2

Y415

働きバチ1013o Q829

Q913

Ra09

S415

Sa12

Sa06

Sa12

Ta16

Ta29

U626a

U626b

U510

U514

V517

W519

X530

Y318-1

Y428

X808

Y318-2

V527-3

働きバチそれとも別種? V527-1

V527-2

ニホンミツバチ

U908-1

U908-2

 昨今、外来種による、在来種の保存が問題になってきて、駆除などの対策がとられるようになった。セイヨウミツバチは養蜂の関係で大量に出回り、ニホンミツバチは少数種となり、それでも、荒川では細々と暮らしている。ニホンミツバチの情報は少なく、セイヨウミツバチと異なるものを選んでみた。図鑑では、全体的に暗色とされている。

1213o U921-1

U921-2

U908-3

U908-4

U921-3

U921-4

V419-1

V419-2

働きバチ1013o Ta04-1

Ta04-3

Ta04-4

Ta04-2

女王バチ?(腹部が他と比べて長い) V721-1

夜間人家で撮影 V721-2

足先からするとセイヨウ? V425

マルハナバチについて マルハナバチの比較

1923o太めである Q611

S602

 マルハナバチは、身近で見られるのは7種程で、公園などの庭木の花に集まってくる。撮影場所は河川敷が中心なので、撮影枚数はそれほど多くなく、こちらで希望するポーズは滅多にとってくれない。不鮮明な写真が多く、同定しきれないと言うのが本音である。何度見直しても答えが出ないので、誤同定を覚悟で目安を立ててみた。

クロマルハナバチ

 クロマルハナバチは動きが早く、じっとしている時は花に止まって頭を突っ込んでいる時で、撮影が非常に難しい。一時期撮影を試みたが、思うような写真は全く撮れなかった。同定の大きなカギになる翔脈はどれも不鮮明で、後は色合いで名前を割り当てるしかなかった。大きさはオス、メス、働きバチで異なり、小型と思っていたが、メスは体長が20ミリ前後ある。

T607

T706

U509-1

V516-1

V516-2

20o前後 数が少ない T607

働きバチ12〜19o ♀に比べ細め S602a1

S602a-2

S602b

S602c-1

S602c-2

T607

コマルハナバチ

S602a

S602

 コマルハナバチもクロマルハナバチと同様、撮影条件が悪く、不鮮明な写真ばかりで、同定しきれないと言うのが実情である。ただ、コマルハナバチ、メスや働きバチの頭部は小さいとの特徴があるようで、該当しそうな個体を見つけてみた。体長はオス、働きバチでは15ミリ前後と小さめだが、メスは20ミリ前後の個体もいるようで大きい。

帯有♀ 16〜21o S602a-1

S602c-1

S602c-2

S602d-1

S602d-2

S606

V604

帯無し♀ 16〜21o 数が少ない S607-1

T607a-2

T607a-3 左の個体の翔脈

T607a-4

T607b-1

T607b-2

働きバチ 10〜14o ♀に比べ細め U509

全て同一個体? W515-1

W515-2

W515-3

W515-4

W515-5

W515-6

W515-7

上下同個体 撮影角度で翔脈が違って見える

オオマルハナバチ

U509-2 腹部・胸部の境目に白線が見られる

U509-3

 オオマルハナバチは、当館が撮影した枚数からすると、ごく少量に過ぎず、判別が間違っている可能性が高い。目安として手持ちの写真を無理やり無割り当てた感が否めない。インターネットで検索しても、確たる答えが出てこず、多くの方が迷宮しているようである。本館では叩き台として位置付け、来館者の方からのご意見、ご指摘を仰ぎたいと願っています。

 17〜22o U509-1

帯有♀ T706-1

働きバチ? 020o S602 ウエストが細い

? 219o O729-1 長野・池の平にて

T706-2 翔脈が帯有♀に近似

T607 ウエストが細い

O729-2 翔脈が♂に近似

アカマルハナバチ・♀ 15〜20o

Ra09-2

Ra09-3

 アカマルハナバチは、図鑑ではメスしか出ておらず、オスや働きバチがどんな姿なのか全く分からず、実際は手持ちの写真に含まれているのかもしれないが、割り切って、メスと思われる写真だけ集めてみた。ここでは4個体紹介しているが、どれも翔脈が確認でき、首筋にも金色の毛が伸びており、同種とみてよさそうである。

Ra09-1

S602-1

S602-2

S602-3

S908

T720-1

T720-2

V510-1

V510-2

V609-1

V609-2

V609-3

X618-1

X618-2

X618-3

X618-4

ナガマルハナバチ

Xa01-2

Xa01-3

 ナガマルハナバチと思われる個体と出遭うことが少なく、当館で判別した限りでは、4個体だけである。疑問を感じながら同定した結果、幸いなことに、メス、オス、働きバチが含まれていた。色々な角度の写真を並べて、判別ポイントを多く表示したいのだが、遭遇回数が少ないので、思ったようにはならず、来館種の方の、ご意見、ご指摘を待ちたいと思う。

 1923o Xa01-1

Xa01-4

Xa01-5

Xa01-6

働きバチ 1219o A601-1

A601-2

A601-3

A601-4

A601-5

A601-6

 1720o Ta20-1

Ta20-2

Ta20-3

トラマルハナバチ・北海道産♀ 2026o

X618-1

X618-2

 手持ちの図鑑によると、トラマルハナバチと同種と位置付けて、北海道産トラマルハナバチ♀が紹介さtれている。本州産トラマルハナバチと色合いが全く異なり、どの様にうに受け止めたらいいのか全く分からない。

 インターネットでマルハナバチを検索してみると、北海道産トラマルハナバチ♀と非常によく似た個体をコマルハナバチの♂とするものや、北海道地域名を付けたエゾコマルハナバチなどが紹介されていた。それが違った種なのか、同種が呼び名が替わっているのか、検索した範囲では断定できなかった。

 そもそも、産する場所が異なって、見た目も全く違うものを同じ種とすること自体、意味があるのかも疑問である。当館では、同定の要素としている翔脈が、本州産♀と異なるので、別種と判断して紹介することにした。尚、手持ちの図鑑に準じて、呼び名は北海道産♀として紹介する。

X618-3

X618-4

X618-5

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X618-8

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C602-1

C602-2

トラマルハナバチ

S902-2

T901

 トラマルハナバチは、アカマルハナバチや、ナガマルハナバチと色合いが似ており、完全に判別しきれたか自信が無い。翔脈で判別できればいいのだが、図鑑の絵柄が不鮮明であり、写真も思ったほどのよく撮れておらず、判別しきれなかった。むしろ、羽の陰影に着目、頭部から顔の状態も勘案して、本館独自の判別案を作りあげた。

 2026o S902-1

T706-1

T706-2

W428-1

W428-2

W428-3

Xa08

働きバチ 1018o Xa04

Xa06-1

Xa06-2

Xa06-3

Xa06-4

Xa06-5

 1619o Q729

Q908

R908-1

R908-2

T904-1

T904-2

T904-3

Ta09-1

Ta09-2