2014年9月19日上州(富岡製糸場)信州(龍岡城五稜郭)甲州(清里)巡行 日本全国名所巡り 全国写真紀行 関東の名所

 女房殿と上州富岡製糸場、信州龍岡五稜郭、甲州清里を巡る旅をしてきた。熊谷から富岡までは60キロ弱で、何十回も通過して馴染みの

ある名前だが、立ち寄ったのはお茶休憩ぐらいで、町の事は全く知らなかった。富岡製糸場が世界遺産に登録され、見学に行かねばと、混雑

状況を注視、そろそろ大丈夫と判断した。開門前の9時前に富岡製糸場に着くと既に人の列ができていたが開門して10分もしないうちに見

学できた。上州は晴天だったが、信州、甲州は薄雲が大きく広がり、青空が望めたのは僅かだった。 2014年9月23日

上州/世界遺産・富岡製糸場

レンガ造り倉庫

歴史と概要

製糸場建造物

近代的繰糸機

 富岡製糸場の門前に立つと、全面に

 東繭倉庫の一部は展示室になってい

 製糸に係わる建造物が幾つも立ち並

 富岡製糸場のメインとなる繰糸場に

レンガ造りの建物が見えてくる。鮮や

て、パネルで富岡製糸場の歴史を紹介

び、女工館や診療所、寄宿舎など、女

入ると、近代的な繰糸機が両サイドに

かで明治初期に建設されたとは思えな

絹ができるまでの行程が説明されてい

工の生活模様が薄らと窺える。

長々と並んでいる。透明なビニールシ

いモダンさがある。混雑状況は予想通

る。実際に使われた器具や絹糸が展示

 工場内の建物には老朽化が進んで取

ートで養生され、素通しでは見れない

りそれほどでもなく、9時に開門して

され、興味をそそるものが多く、見学

り壊されたり、補修が行われているも

ようになっているが、一部でビニール

から10分もしないで見学することが

には時間がかかる。念入りにメンテナ

のもあり、各所で衝立やビニールシー

が外されていて間近に見ることができ

できた。門から見えるレンガ造りの建

ンスをすれば再開できるように思えて

トで目隠しされている。何年かすると

る。今にも動き出すかの様な新しさが

物は繭の倉庫だったところで、今は展

係員に聞いてみた。一部の機械を再開

これらの建物が生まれ変わって、富岡

感じられ、係員の実演予定との話が現

示室や売店となり、富岡製糸場の歴史

して実演も計画しているようで、何年

製糸場がさらに発展していくのを予感

実味を帯びてくる。実際に動くところ

が学べ、絹製品が手に入る。

かすると一層面白くなりそうである。

させる。

を是非見たいものである。

信州/佐久

甲州/清里

コスモス街道

龍岡城五稜郭1

龍岡城五稜郭2

ノスタルジー

 群馬、長野の県境内山トンネルから

 龍岡城五稜郭は函館の五稜郭ととも

 龍岡城五稜郭は佐久市でも山に近い

 昭和50年代、清里の名前がしばし

佐久の国道254号線の通り沿いには

に五つの稜が星型になった、日本では

片田舎にあり、最近取り付けられたら

マスコミを賑わし、テレビで紹介され

コスモスが植わっており、コスモス街

二つしかない、洋式を模した城郭であ

しい真新しい案内板が、田舎道に出て

る映像では若い女性が大挙押し寄せて

道と呼ばれている。歴史は古く、30

る。函館は有名で、北海道に行った時

くる。カーナビと異なる表示なので、

清里は原宿竹下通りと言われるほどに

年以上前からコスモスの名所として知

見学をして知っていたが、龍岡城の方

到着するまで不安となった。

若い女性の心を引き付た。清里の名が

れ渡っていた。各地にコスモスの名所

は全く知らなかった。今年の5月に松

 道路事情でも分かるように観光化は

消えて幾久しいが、何故か心に残る。

があるが、何百万本と、多さを売り物

本、諏訪を訪れる時、情報収集で龍岡

遅れており、訪れるものも少ない。五

原宿に無縁の昭和20年代前半生まれ

にするところが多い中で、何十年も変

五稜郭の名前に遭遇、頭に残っていて

稜という特殊性を見るには平坦地では

の少なからずの人が、ノスタルジーと

わらずに、長閑な風景を作り出してい

今回の旅ではルート的にいい機会と見

不可能で、函館のように全貌が分かる

して清里の名が心に刻まれているので

るのがコスモス街道の魅力である。

て見学することになった。

タワーのようなものが必要である。

はなかろうか。