昆虫写真展展示一覧 625種1000点(A3サイズ)

通番

科 名

名 前 (♂はオス ♀はメス)

大きざ

(o)

開張(羽を広げた状態の幅)

体長(頭部先端〜腹部末端)

 

内翅(ナイシ)類 幼虫から成虫になるまでに蛹(さなぎ)を経る完全変態の虫は幼虫の時翅(羽)が内側にある

 

蝶(チョウ)の仲間

鱗翅(リンシ)目又はチョウ目

開  張

53種96点

001

アゲハチョウ

アゲハ♀春型

80〜120

春型と夏型では大きさが異なり

002

荒川で見られるアゲ

アゲハ♂春型

 

春型の開張は80ミリ

003

ハの種類は6種で、

キアゲハ♀夏型

90〜120

春型と夏型では大きさが異なり

004

ナガサキアゲハの

キアゲハ♂夏型

 

夏型の開張は120ミリ

005

記録は2012年だが

アオスジアゲハ夏型

70〜90

数が多く広範囲で見られる

006

それ以前にも、それら

ナガサキアゲハ♀

110125

南方(長崎)からの北上種

007

しき姿を見ている

ジャコウアゲハ♂

90

全国的には希少種のようだが

008

 

ジャコウアゲハ♀

100110

荒川では多く見られる

009

シロチョウ

モンシロチョウ♀春型

40〜50

春から夏まで多く見られる

010

シロチョウにツマキチ

スジグロシロチョウ♂

50〜55

荒川では数が少ない

011

ョウが加わったのは

キチョウ♀

25

数は多いが動きが早いので撮

012

2009年で、翌年に

キチョウ♂

 

影機会は少ない

013

一気に増えたが、河

モンキチョウ♀

50

春から夏まで多く見られ、つが

014

川敷が荒れて今は

モンキチョウ♂

 

いでふわふわと飛んでいる

015

減少傾向にある

ツマキチョウ♀

45〜50

荒川では2009年が初めての

016

 

ツマキチョウ♂

 

記録で、以降毎年見られる

017

タテハチョウ

キタテハ♀夏型

60

荒川では数が多く、場所を選ば

018

タテハチョウは種類

キタテハ♂夏型

 

ず姿が見られる。夏、秋の2回

019

が多く、荒川でもチョ

キタテハ♀秋型

 

発生、季節で色合いが異なり、

020

ウの中で最も多い。

キタテハ♂秋型

 

オス、メスでも異なる

021

地球温暖化の影響を

アカタテハ♀

65〜70

荒川では数が少なく、発生場所

022

受けて南方のチョウ、

アカタテハ♂

 

が広範で余計出遭いが少ない

023

ツマグロヒョウモンが

ヒメアカタテハ♂

45〜50

初夏から秋にかけて見られ、花

024

2004年には見られ

ヒメアカタテハ♀

 

に止まる姿が大変似あう

025

た。人の手で持ち込

ツマグロヒョウモン♂

70

南方のチョウで温暖化で北上

026

まれたとされるアカボ

ツマグロヒョウモン♀

 

荒川では2005年には確認

027

シゴマダラが2011

コミスジ♂

45〜55

荒川では数が多く、個体差があ

028

年に見られるようにな

コミスジ♂2

 

って大きさに大きな違いがある

029

り、2012年には一気

イチモンジチョウ♀

65

以前は多く見られたが、ここ3年

030

に増え、食性が同じ

イチモンジチョウ亜種?

65

数を減らしている

031

ゴマダラチョウへの

アサマイチモンジ

65

イチモンジチョウと同じような習

032

影響が心配される。

アサマイチモンジ2

 

性でここ3年数を増している

033

2012年にオオムラ

ルリタテハ♂

60〜65

数は少なく、発生場所は広範で

034

サキが姿を見せた。

ルリタテハ♀

 

滅多に出遭えない

035

前から樹上高くで活

オオムラサキ

90

荒川に紛れ込んできたようで

036

動していたのか、

オオムラサキ2

 

2012年に1度の出遭いである

037

荒川から15キロ程の

ゴマダラチョウ♀

70

荒川では春夏多く見られ、活発

038

嵐山町からの放浪か

ゴマダラチョウ♂

 

でスズメバチもものともしない

039

定かでない。

アカボシゴマダラ♂

60〜70

中国などの外来種で、人の手で

040

 

アカボシゴマダラ白化型

 

日本に持ち込まれたようである

041

ジャノメチョウ

ジャノメチョウ♂

40〜50

夏のチョウで6月下旬から大量

042

ジャノメチョウも地球

ジャノメチョウ♀

65〜70

に発生、大きいので目立つ

043

温暖化の影響で、南

ヒメウラナミジャノメ♂

38

ジャノメチョウとしては場所を選

044

方のクロコノマチョウ

ヒメウラナミジャノメ♀

 

ばず多く見られる

045

が、2005年から荒

コジャノメ

50

荒川では滅多に見られない

046

川でも見られるよう

ヒメジャノメ

53

森に棲み、数は少ない

047

になり、以降何度か

クロヒカゲ♀

50〜60

クロと名がつくように、森でも

048

記録することができ

クロヒカゲ♂

 

日の射さない場所にいる

049

た。森の暗がりが拠

ヒカゲチョウ♂

50〜60

森の主でクロヒカゲと競合する

050

点となっており、人の

ヒカゲチョウ♂2

 

が、ヒカゲチョウは明かりが漏

051

目に触れることは少

ヒカゲチョウ♀

 

れる場所でも見られる

052

ないと思われ、毎年

クロヒカゲモドキ

50〜60

たった1度の出遭いである

053

記録できなくとも荒

サトキマダラヒカゲ

60

森の中心より外れで見られる

054

川に定着していると

ヤマキマダラヒカゲ?

60

荒川では希少種である

055

考えられる。

クロコノマチョウ

70

南方系の北上種で、荒川の初

056

 

クロコノマチョウ2

 

記録は2005年である

057

シジミチョウ

ウラギンシジミ♀

45

秋のチョウで、森の出入口を中

058

シジミチョウは、全国

ウラギンシジミ♂

 

心に見られ、羽の裏が銀()

059

的に見ると、数が少

ウラギンシジミ♀2

 

で、表の黒褐色と対照的である

060

なくなり、一部を除い

アカシジミ

42

荒川では希少種である

061

て希少種となってき

ベニシジミ♂春型

32

荒川では、ヤマトシジミ、ツバメ

062

ているようだ。

ベニシジミ♀夏型

 

シジミと並んでシジミチョウの御

063

荒川でも、もともと少

ベニシジミ♀

 

三家で、今では一番である

064

なく年1回出遭えな

ルリシジミ

30

数は多くない

065

いものが7種いる。

ゴイシシジミ

25

小さいので撮影が難しい

066

荒川の希少種はウラ

ヤマトシジミ♀

27

荒川の環境は年々変わるが

067

ゴマダラシジミ、ウラ

ヤマトシジミ♀2

 

ヤマトシジミは影響を受けず

068

ナミシジミ、ミズイロオ

ヤマトシジミ♂

 

毎年数多く姿を見せる

069

ナガシジミの3種。

ツバメシジミ♀

25

年々数を増してきて、今では

070

久しく出遭えないもの

ツバメシジミ♀2

 

シジミチョウの御三家となる

071

と、新たに出遭えたも

ツバメシジミ♂

 

ツバメと付くシジミチョウには

072

のが加わり、種類と

ツバメシジミ♂2

 

後羽先端に突起がある

073

すると増えている。

ウラゴマダラシジミ♀

45

荒川では希少種で、2010年が

074

河川敷の荒廃が絶対

ウラゴマダラシジミ♂

 

最初の出遭いである

075

数を減らす一方、不

ウラナミシジミ

33

荒川では希少種である

076

思議と新たなものが

トラフシジミ

38

荒川では少ない

077

顔を出す傾向にあり、

ミズイロオナガシジミ

38

荒川では希少種である

078

それは他の昆虫に

ムラサキシジミ♂

35

シジミチョウとしては珍しく森の

079

も言えることである。

ムラサキシジミ♀

 

住人で、秋に多く見られる

080

 

ムラサキツバメ

35

ムラサキシジミと生息域が同じ

081

セセリチョウ

ダイミョウセセリ♀

35

年々数を増しており、森の出入

082

荒川ではセセリチョウ

ダイミョウセセリ♂

 

り口や外回りで多く見られる

083

の記録は9種である。

キマダラセセリ♀

30

草地の花に集まるが、河川敷は

084

セセリチョウは森に棲

キマダラセセリ♂

 

荒れて減少している

085

むものと、草地に棲

コチャバネセセリ♀

30〜36

名前の様にチャバネセセリでは

086

むものがおり、森派

コチャバネセセリ♂

 

小さく、森で多く見られる、

087

は少ない傾向となり

イチモンジセセリ♀

35

荒川では数が多く、草地を中心

088

草地派は多い傾向に

イチモンジセセリ♂

 

に活動している

089

ある。ダイミョウセセ

ミヤマチャバネセセリ

30〜40

数は少なく、草地で見られる

090

リだけは、森派だが、

オオチャバネセセリ♀

38

名前の様に大きく、森を中心の

091

近年多くなっている。

オオチャバネセセリ♂

 

見られる

092

 

チャバネセセリ

30〜40

荒川では数が少ない

093

マダラチョウ

アサギマダラ♂

100

長旅をすることで知られ、荒川

094

2005年が初記録

アサギマダラ♂2

 

にも立ち寄るようになった

095

テングチョウ

テングチョウ

45〜50

数は多くないが、森周辺の日

096

 

テングチョウ2

 

射しのあるところで見られる

 

蛾(ガ)の仲間

鱗翅(リンシ)目又はガ目

開  張

65種80点

097

スズメガ

ウンモンスズメ♀

65〜80

蛾としては珍しく、緑色を含んだ

098

(ウチスズメ亜科)

ウンモンスズメ♀2

 

色をしており、蛾にありがちな不

099

ウチスズメの多くが人

ウンモンスズメ♂

 

気味さは少しもない

100

の生活に適応し、樹

モモスズメ

70〜90

人家が活動拠点である

101

木の多い郊外の人家

コウチスズメ♀

60〜70

荒川から500メートル程の住宅

102

に明かりを求めてや

コウチスズメ♂

 

街にも姿を見せた

103

ってくる。種類、数とも

クチバスズメ♂

100105

大きめなスズメガの中でも大き

104

少なく4種の記録

クチバスズメ♂2

 

めで見応えがある

105

(スズメガ亜科)

シモフリスズメ

120

スズメガの中では最大級である

106

森と人家、半々の比

サザナミスズメ

50〜70

日中は森の暗がりにとどまり

107

率で見られる。2種し

サザナミスズメ2

 

夜になると人家に出没する

108

か記録していない。

セスジスズメ

55〜70

人家でよく見られる

109

(ホウジャク亜科)

ベニスズメ

60

森で発見、紅色は個体差があり

110

ホウジャクは多種多

ベニスズメ2

 

本種は最も鮮やかな部類である

111

様で、森や草地、人家

クルマスズメ

80〜90

滅多に見られない種類である

112

と、発生地域が広く、

ブドウスズメ

75〜90

希少種とされている

113

停止中、飛行中、活動

ホソヒメホウジャク

35〜40

人家近くに棲んでいるようだ

114

中などあらゆるシー

ヒメクロホウジャク

40

ホウジャクでは珍しく森で活動

115

ンに遭遇する。

ヒメクロホウジャク2

 

停止姿は滅多に見られない

116

9種記録している。

オオスカシバ

55〜70

草地や人家で見られる

117

ヤママユガ

ヒメヤママユ

90〜100

ヤママユガは樹木の多い郊外

118

ヤママユガは体が重

ヒメヤママユ2

 

の人家に明かりを求めてやって

119

く飛ぶのが下手らしく

クスサン

100135

くることがある。どれも大型で、

120

路面に落ちている。

オナガミズアオ

95

華麗な姿をしている。

121

ヤガ

キシタバ

55〜65

シタバとつく種類は、樹液に集

122

蛾の多くが人家と縁

キシタバ2

 

まり、木に張り付いている。羽

123

が深くなっている中

ジョナスキシタバ

65

の模様は保護色となっているの

124

でヤガの多くはは森

ジョナスキシタバ2

 

か、樹皮にとけこむようである

125

で見られる。

コシロシタバ

50〜60

が、意外と目に付く。

126

大型なものが多く、

フクラスズメ

85

数が多く、森の主である

127

紹介するものはどれ

ウンモンクチバ

40〜50

ウンモンとつく蛾は、森でも下

128

も開張50ミリを越え

オオウンモンクチバ

45〜50

草に潜んでいる

129

特にトモエとつく蛾は

ハグルマトモエ♂

55〜75

ハグルマトモエとオスグロトモエ

130

紋様に特徴があり、

ハグルマトモエ♀

 

はよく似ており、特にメスはそっ

131

見応えがある。

オスグロトモエ♂

50〜75

くりで、歯車のような紋様の大き

132

倒木や立ち枯れで、

オスグロトモエ♀

 

さと鮮明度で判別している

133

昨今森が荒れて、ど

カギバトモエ♂

75

数は少なく、滅多に見られなか

134

んな影響があるか気

カギバトモエ♂2

 

ったが、2012年は森が荒れて

135

になるところである。

カギバトモエ♂3

 

樹液の出る木が限られ、そこに

136

95種記録している

カギバトモエ♀

 

何度も姿を見せた

137

シャクガ

オオバナミガタエダシャク

55〜60

エダシャクは森でも見られるが

138

エダシャクとつく蛾は

オオトビスジエダシャク

45

多くが荒川近郊の人家に明かり

139

種類が最も多く45種

ウスバミスジエダシャク

50

を求めて集まってきた。数、種

140

記録し、比較的大きく

ヨモギエダシャク

60

類ともに多く、常連のものも少

141

羽の模様が様々で判

ウスキツバメエダシャク

40〜50

なくない

142

別がしやすい。

ハグルマエダシャク

50

一方、森での活動が低迷し、表

143

ヒメシャクとつく蛾は

トンボエダシャク

50

に出てくることがほとんどなくな

144

類似したものが多く

ゴマダラシロエダシャク

55

ってしまった。河川敷の森は荒

145

小型で判別が非常に

ツマジロエダシャク

35〜40

廃が進み、荒川近郊の森へ移

146

難しい。

エグリヅマエダシャク

40〜50

り住んだものも少なくないと思

147

アオシャクは全般に

オオノコメエダシャク

60

われる

148

青色がかり、羽の模

マエキヒメシャク

25〜30

ヒメシャクも種類が多いが、名前

149

様に特徴がある。

フトスジベニヒメシャク

23〜30

の判明しないものが多くある

150

ナミシャクは羽に波

ヒロバツバメアオシャク

40〜50

見られるアオシャクが年々増え

151

型の模様がある。

チズモンアオシャク

27〜34

現在13種記録している

152

 

ナミガタシロナミシャク

35〜40

ナミシャクは個性的である

153

ツトガ

ユウグモノメイガ

25〜35

ツトガは小型のものが多い

154

シャチホコガ

モンクロシャチホコ

50

シャチホコガは夏の蛾であるが

155

意外と種類が多く、

セダカシャチホコ

65〜80

オーバーでもまとっている様な

156

16種記録。

タカサゴツマキシャチホコ

 

姿のものが多い

157

ヒトリガ

ヨツボシホソバ

35〜45

種類は多いが、小型で類似した

158

ここでは個性的で、大

ムジホソバ

 

もが多く、判明しないものも少

159

きめなものを選んで

モンクロベニコケガ

20〜25

なからずあり、見かけても無視

160

紹介。

カノコガ

20〜25

してしまうものも多い。

161

イラガ

ヒロヘリアオイラガ

 

人家に姿を見せる

162

ドクガ

マイマイガ

45〜93

ドクガとしては大きい

163

ツバメガ

ギンツバメ

25〜29

草地で多く見られる

164

カレハガ

タケカレハ

40

滅多に見られない

165

スカシバガ

ヒメアトスカシバ

 

それほど多くない種類であるが

166

スカシバガは蛾として

コシアカスカシバ

20〜25

荒川では6種記録、森や周辺が

167

は変わった姿をして

モモブトスカシバ

 

中心だが、昨今は草地へと居場

168

いる。

アシナガモモブトスカシバ

 

所を移す傾向にある

169

コブガ

キノカワガ

33〜43

名前の様に樹皮の様な姿

170

ハマキガ

ビロードハマキ

34〜59

ハマキガを代表する種類

171

ヒゲナガガ

ホソオビヒゲナガガ

14〜17

名前のようにヒゲが異常に長く

172

2007年から定着

クロハネシロヒゲナガガ

13〜15

飛ぶ時はふわふわとしている

173

マダラガ

ホタルガ

45〜60

人家に発生する

174

9種記録している

キスジホソマダラ

25

高地の蛾である

175

ボクトウガ

ゴマフボクトウ

 

木刀を思わす姿である

176

アゲハモドキ

アゲハモドキ

55〜60

アゲハチョウと見間違う

 

カブトムシの仲間

甲虫(コウチュウ)目 

体  長

61種72点

177

コガネムシ

カブトムシ♂

45〜53

カブトムシは幼虫時に捕獲され

178

コガネムシは種類が

カブトムシ♀

30〜45

てしまい、減少している

179

多く、2009年の時点

コガネムシ

17〜23

羽に光沢のあるものが多く、光

180

で34種を記録した。

サクラコガネ

12〜15

線の加減で色合いが異なって

181

河川敷の森や草地で

ドウガネブイブイ

18〜24

見え類似したものは紛らわしく

182

も見られるが、多くが

コフキコガネ

25〜30

名前の割り出しに苦労する

183

人家に進出、夜間明

カナブン

20〜30

カナブンやハナムグリは森や

184

かりを求めてやってく

アオカナブン

25〜30

草地を中心に活動していおり、

185

る。

クロハナムグリ

12〜15

年々数を減らしているように感

186

 

シロテンハナムグリ

25〜30

じられる

187

クワガタ

ヒメオオクワガタ♂

31〜47

ヒメオオクワガタの名は知られ

188

オオクワガタは乱獲

ヒメオオクワガタ♀

27〜32

ていないが見られる

189

でほとんど見られなく

コクワガタ♂

15〜45

数が多く、森、草地、人家、色々

190

なり、荒川では今のと

コクワガタ♀

20〜30

な場所で見られる

191

ころ記録できていな

ノコギリクワガタ♂

35〜70

オスは大小あり、大きさでクワ

192

い。

ノコギリクワガタ♀

25〜30

(オオアゴ)の形状が異なる

193

カミキリムシ

ウスバカミキリ

30〜55

大きいものでは体長50ミリを

194

カミキリムシは種類

ウスバカミキリ2

 

越える

195

が多く、今まで記録し

ノコギリカミキリ

25〜50

多かったが今は少ない

196

たのが45種を越え、

センノカミキリ

20〜36

人家で見られる

197

毎年新たなカミキリが

クワカミキリ

35〜45

2012年に10年ぶりに再開

198

姿を見せている。

クワカミキリ2

 

荒川では希少種である

199

姿かたちは様々であ

キボシカミキリ

15〜30

カミキリの中では数が多い方で

200

り、大小様々、大きい

キボシカミキリ2

 

森や草地、人家でも見られる

201

ものでは体長50ミリ

シロスジカミキリ

45〜52

日本最大種と言われ、今は希

202

を越え、小さいもので

シロスジカミキリ2

 

少種なのではないか

203

は10ミリを切る。

ゴマダラカミキリ

25〜35

森や人家、各所で見られる

204

発生場所は、大きい

ツシマムナクボカミキリ

 

人家が活動拠点のようである

205

ものは荒川近郊の樹

トドマツカミキリ

10〜18

希少種と思われる

206

木が多い人家、中小

カタジロゴマフカミキリ

10〜18

人家のカミキリである

207

のものは河川敷の草

ナガゴマフカミキリ

13〜21

森で見られる

208

地の傾向がある。

ラミーカミキリ

8〜17

外来種で今は多数種である

209

以前は大きいもので

キスジトラカミキリ

10〜18

トラカミキリは6種記録、大きさ

210

も森や草地で見られ

キンケトラカミキリ

10〜20

は体長15ミリを越えるものから

211

環境の変化や、生態

エグリトラカミキリ

9〜13

10ミリを切るものまでいる

212

の変化が考えられ

ベニカミキリ

13〜17

荒川では希少種である

213

る。今後も推移を注

クロハナカミキリ

12〜17

ハナカミキリは種類が多く、荒

214

視していく必要があ

アカハナカミキリ

12〜22

川では10種を越えている

215

る。

ヤツボシハナカミキリ

12〜18

ハナの名がつくようにどれも花

216

 

ヨツスジハナカミキリ

13〜20

に集まってきた

217

コメツキ

ヒゲコメツキ

25〜30

記録したコメツキは15種を越え

218

種類数ともに多いが

ホソサビキコリ

10〜15

見た目は地味だが、大小様々

219

名前の割り出しが難

クロツヤハダコメツキ

10〜15

で、20ミリを越えるものから

220

しい。18種記録

オオナガコメツキ

20〜25

10ミリを切るものまでいる

221

ジョウカイボン

ジョウカイボン

15

少ないが毎年見られる

222

6種記録

クビアカジョウカイ

10〜12

荒川では希少種である

223

ゾウムシ

エゴシキゾウムシ

6〜7

ただ1度の出遭いである

224

記録は20種を越える

ハスジカツオゾプムシ

10〜12

最も多く見られる

225

オサムシ

ヒメマイマイツブリ

35〜50

ヒメマイマイツブリは関西以南

226

オサムシはゴミムシ

オオオサムシ

25〜37

ではマイマイツブリと呼ばれ、

227

と分かれていたが、

ヒメオサムシ

18〜28

別種となっているが、大きさに

228

今は統一され、荒川

アオオサムシ

25〜32

差はないようである。森に棲み

229

で記録したのは30種

クロナガオサムシ

25〜32

数が極端に少ない

230

を越えている。

セアカヒラタゴミムシ

19

以前ゴミムシと呼ばれていたも

231

体長30ミリを越える

オオヨツボシゴミムシ

20

のは、多種多様、色とりどりで

232

大型も少なくない。

ヤツボシゴミムシ

10〜11

なんでゴミの名がついたのか

233

 

オサムシモドキ

22

疑問になる

234

ゴミムシダマシ

キマワリ

16〜20

森で頻繁に見られ、暗がりで動

235

特異な形状が多い

キマワリ2

 

いていると不気味である

236

シデムシ

オオヒラタシデムシ

19〜23

昨今数を増している

237

ハネカクシ

アカバハネカクシ

16

森などでも見られるが、人家に

238

記録種類は少ない

ムネビロハネカクシ

14

棲みつくものがほとんどである

239

アカハネムシ

アカハネムシ

12〜17

2007年から急激に増えた

240

春に多く見られる

ムネビロアカハネムシ

 

数は少ない

241

ハナノミ

オオキボシハナノミ

13〜15

荒川では10ミリを越えるハナノ

242

小型種しか見られな

オオキボシハナノミ2

 

ミはどれもが希少種で、シラホ

243

かったが、昨今大型

クロオオハナノミ

9〜13

シハナノミは2回出遭ったが

244

種が見られる

シラホシハナノミ

6〜12

後は1回だけである

245

ハンミョウ

トウキョウニワハンミョウ

6〜10

ハンミョウは多く記録したが、

246

1種しか見られない

トウキョウニワハンミョウ2

 

全て同じ種類と結論した

247

ケシキスイ

ヨツボシケシキスイ

12

森の暗がりに棲みついている

248

オオキスイ

ヨツボシオオキスイ

14

明るい場所にも姿を見せる

 

ハチの仲間

膜翅(マクシ)目又はハチ目

体  長

169種264点

249

スズメバチ

オオスズメバチ

27〜44

春から秋まで見られ、森や草地

250

(スズメバチ亜科)

オオスズメバチ2

 

色々なところに顔を出す

251

荒川ではスズメバチ

ヒメスズメバチ

25〜36

2〜3年に1度の出遭いで、数と

252

が多く、8種記録して

ヒメスズメバチ2

 

するとかなり少ない

253

いる。発生数は年に

コガタスズメバチ

22〜29

数はその年によって異なるが

254

よって異なり、特に

コガタスズメバチ2

 

最近は数を増している

255

モンスズメバチが極

モンスズメバチ

21〜30

2005〜7年は何度か見られた

256

端であり、クロスズメ

モンスズメバチ2

 

が2012年まで姿を消していた

257

バチは年1回も見ら

クロスズメバチ

10

荒川では希少種で、10年間で

258

れない。

クロスズメバチ2

 

出遭ったのは5回である

259

(アシナガバチ亜科)

コアシナガバチ

15

森や草地など、数多く発生環境

260

アシナガバチは10種

コアシナガバチ2

 

変化の影響は受けていない

261

記録、全体に安定し

キボシアシナガバチ

15

コアシナガバチと生態が類似し

262

た発生率である。

キボシアシナガバチ2

 

発生数では劣っている

263

トガリフタモンアシナ

セグロアシナガバチ

20〜26

森や草地、人家など、活動範囲

264

ガバチは北海道と東

セグロアシナガバチ2

 

は広く、発生数も多い

265

北でも北部産とされて

キアシナガバチ

20〜26

セグロアシナガバチと類似して

266

いるが、2005年に

キアシナガバチ2

 

いるが発生数では劣っている

267

は荒川でも記録して

フタモンアシナガバチ

14〜18

森周辺で見られ、トガリフタモン

268

おり、在来のフタモン

フタモンアシナガバチ2

 

の登場で減少傾向にある

269

アシナガバチの発生

トガリフタモンアシナガバチ

15〜20

活動領域が年々広がり、荒川

270

率に影響を及ぼして

トガリフタモンアシナガバチ2

 

全域で見られるようになった

271

いるようである。

(ムモン)ホソアシナガバチ

15

ホソアシナガバチにはムモンと

272

 

(ムモン)ホソアシナガバチ2

 

ヒメの2種類ある

273

(ドロバチ亜科)

フタスジドロバチ

15〜19

大型のドロバチである

274

科名は分科される傾

ミカドトックリバチ夏型

10〜15

トックリバチは科学的に解明さ

275

向にあるが、以前は

ムモントックリバチ

10〜15

れて、分類が変更され、愛称さ

276

トックリバチ科とされ

キボシトックリバチ

13〜17

れたサムラトックリバチの名前

277

ていたものがスズメ

キアシトックリバチ

13〜17

はなくなりミカドの夏型となった

278

バチ科に統合された

スズバチ

25

泥にとりついていることが多い

279

ドロバチは28種記録

ミカドドロバチ♀

10

2008年から見られるようにな

280

しており、スズメバチ

ミカドドロバチ♂

 

り、年々数を増している

281

科は大所帯となった。

オオフタオビドロバチ

16〜20

夏場草地で発生、ドロバチとし

282

2010年は荒川の荒

オオフタオビドロバチ2

 

ては最も数が多い

283

廃が進み、昆虫の発

フカイドロバチ

19〜21

以下の3種のドロバチはここ3

284

生数が減少、ドロバ

フカイドロバチ2

 

年に1度だけ姿を見せたもの

285

チも減少傾向にあっ

カバオビドロバチ

11〜14

で、荒川の荒廃と符合、他種で

286

たが、今まで見られ

カバフスジドロバチ

12〜15

も同様なケースがあり、因果関

287

なかったものが姿を

オオカバフスジドロバチ

18

係(競合相手の減少)があると

288

見せた。

オオカバフスジドロバチ2

 

思われる

289

ツチバチ

ヒメハラナガツチバチ♀

15〜22

春夏多く発生、季節によって大

290

図鑑で紹介されてい

ヒメハラナガツチバチ♂

11〜19

きさが違ってくる

291

るツチバチは最多で

ハラナガツチバチ♀

23〜33

個体差があり、大きいものでは

292

9種、荒川では該当

ハラナガツチバチ♂

19〜25

ツチバチ最大級である

293

する個体が全てそろ

オオハラナガツチバチ♀

25〜32

長さ、太さともに大きく、間近で

294

った。発生数はまちま

オオハラナガツチバチ♂

18〜25

見ると迫力がある

295

で、荒川では希少種

キンケハラナガツチバチ♀

17〜27

ハラナガツチバチと類似し、胸

296

となるものが3種おり

キンケハラナガツチバチ♂

16〜23

周りの体毛の色で判別した

297

アカスジツチバチは

アカアシハラナガツチバチ♀

17〜27

数は少なく、人家でも見られる

298

特に少ない。

アカアシハラナガツチバチ♂

20〜23

判別に疑問がある

299

ツチバチの多くが草

アカスジツチバチ♀

17〜27

希少種で、2011年につがいで

300

地を中心に活動、ここ

アカスジツチバチ♂

20〜23

一度出遭っただけである

301

3年、草地は雑草が

キオビツチバチ♀

15〜22

数は少ないが2006年から毎

302

生い茂り、集まる花

キオビツチバチ♂

11〜20

年姿を見せている

303

が減少、行き場を失

オオモンツチバチ♀

19〜31

2009年から見られるようにな

304

い、最近では住宅に

オオモンツチバチ♂

13〜21

り、今は多数種である

305

も進出してきている。

コモンツチバチ♀

17〜24

オオモンツチバチに付き添うよ

306

 

コモンツチバチ♂

12〜19

うに姿を見せる

307

ベッコウバチ

ベッコウバチ♀

15〜27

以下の3種はベッコウバチの

308

クモバチ科とする説

ベッコウバチ♂

 

御三家で、メスはベッコウの名

309

もあり、ベッコウバチ

モンベッコウ♀

10〜20

に相応しい姿をしているがオス

310

をクモバチ、モンベ

モンベッコウ♂

 

は色々で、同種とは思えない

311

ッコウをモンクモバチ

キオビベッコウ♀

23〜28

姿もあり、3種ともオスの数は

312

と呼ぶ。

キオビベッコウ♂

16〜18

少ない

313

15ミリ越えるものい

オオモンクロベッコウ

12〜25

数が多く人を見ると警戒するが

314

るが、多くが10ミリを

オオモンクロベッコウ2

 

すぐに慣れてくつろぐ

315

切る小型種で、名前

アオスジベッコウ

13

荒川では数が少なく、10年間

316

が判明しないものも

アオスジベッコウ2

 

の遭遇数は5回である

317

少なからずある。名

トゲアシオオベッコウ

10〜20

荒川では数が少なく、10年間

318

前を割り当てたベッコ

トゲアシオオベッコウ2

 

の遭遇数は3回である

319

ウバチは26種であ

オオシロフベッコウ

10〜17

ここ2年発生数を増し、遭遇数

320

る。

オオシロフベッコウ2

 

は4回である

321

ミツバチ

ニホンミツバチ

10〜13

ミツバチと言うと外来のセイヨウ

322

ミツバチ科は分科さ

ニホンミツバチ2

 

ミツバチの事を言い、在来のも

323

れ、6科となり、100

セイヨウミツバチ

10〜15

のはニホンがつき、発生数には

324

種を越えていたミツバ

セイヨウミツバチ2

 

因果関係がありそうだ

325

チ科が8種になって

トラマルハナバチ♀

20〜26

マルハナバチは類似したものが

326

しまった。

トラマルハナバチ♂

16〜19

多く、判別が難しい

327

ケアシハナバチ

仮称アカツメクサノケアシハナバチ

10〜12

荒川固有種とは言えないが、調

328

荒川では5種記録

仮称アカツメクサノケアシハナバチ2

 

べた範囲では存在しない

329

コシブトハナバチ

クマバチ

20〜25

典型的な腰太で、以前から荒

330

名前のように太めな

クマバチ2

 

川の各所で多く見られる

331

ものもいるが、科名

シロスジコシブトハナバチ

14〜15

これも名前にあった姿である

332

に相応しくない姿のも

ニッポンヒゲナガハナバチ

10

ヒゲ(触角)が極端に長い種で

333

のも多く含まれ、キマ

シロスジヒゲナガハナバチ

10〜12

荒川では3種記録している

334

ダラハナバチは別科

ダイミョウキマダラハナバチ

11〜13

数は少なく、年1回程度の出遭

335

でもおかしくない。

ダイミョウキマダラハナバチ2

 

いである

336

コハナバチ

シロスジカタコハナバチ

10

小型なものが多く、紹介は3種だ

337

種類は多いが名前の

エサキハラアカハナバチ

7〜10

が、記録して名前が分かったの

338

割り出しに苦労する。

アオスジハナバチ

9〜11

は20種になる

339

ヒメハナバチ

ヒロズキバナヒメハナバチ

10〜12

記録した種類は20を越えてい

340

やや大きめなものも

クロツヤヒメハナバチ

9〜11

るが、情報不足で、名前の誤り

341

いるが小型種が中心

ウツギヒメハナバチ

10〜13

が少なからずあると思われる

342

ハキリバチ

バラハキリバチ♀

10〜13

ハキリバチは発生時期がそれ

343

記録した種類は30種

バラハキリバチ♂

 

ぞれによって異なり、春が中心

344

に及び、花バチでは

バラハキリバチモドキ

10〜12

のものから、夏に動き出すもの

345

最も多い。年々増え

オオハキリバチ

20〜25

秋に見られるものなど、シャッタ

346

て既に図鑑を越えて

ハラアカハキリヤドリ

13〜15

ーチャンスが少なからずある。

347

しまい仮称で呼ばざ

トモンハナバチ

12〜14

近似したものもいるが、個性的

348

るをえないもが多く

ヒメツツハキリバチ

8〜10

なものがほとんどで、判別がし

349

出てきた。

コウベキヌゲハキリバチ

8〜10

やすく、オス、メスの違いもハッ

350

腰が太く、葉切より腰

ツルガハキリバチ

10〜12

キリしている。小型な個体が中

351

太が相応しいものが

マイマイツツハナバチ

10

心で、鮮明な写真を撮るのは難

352

多くいる。

ヒロバトガリハナバチ

10〜12

しい。

353

ジガバチ

サトジガバチ

19〜23

ジガバチの判別は難しく、オス、

354

(アナバチ科)

サトジガバチ2

 

メスも分かりづらい。撮影角度に

355

ジガバチ科は分科す

ヤマジガバチ

19〜23

よって、太さが違って見え、わず

356

る説もあり、ここでは

ヤマジガバチ2

 

かな斑紋も個体差があり、納得

357

ジガバチ科一科と分

ミカドジガバチ

25〜27

いく答えは出せなかった。

358

科の両用併記とした。

ミカドジガバチ2

 

それでも目安を仮定して分類

359

以前はジガバチと呼

フジジガバチ♂

25〜30

代表的な4種を紹介することが

360

ばれるものは1種し

フジジガバチ♀

 

できた。

361

か認識がなかったが

ルリジガバチ

18〜20

ドロバチ亜科に属し、上記のジ

362

今は4種判明し、どれ

ルリジガバチ2

 

ガバチと趣を異にする

363

も大型で体長は20

クロアナバチ

25〜30

アナバチ亜科に属し、近づくと

364

ミリを越える。

クロアナバチ2

 

正面を向く個性派である

365

(フジダカバチ科)

ツチスガリ

7〜14

ツチスガリの仲間は似ているが

366

ツチスガリは種類が

ツチスガリ2

 

よく見ると同じものは少なく、個

367

多いが、図鑑に出て

アカアシツチスガリ

8〜13

体差と割り切るより、別種と見る

368

いるのは5、6種で、

アカアシツチスガリ2

 

方がよさそうである。同種でも

369

実際に記録している

キスジツチスガリ

10〜15

大きさに違いがあり、体長10

370

のは12種となり、大

仮称アラカワフタホシツチスガリ

8〜12

ミリを境に大小に分かれ、ここ

371

半は仮称で呼ぶこと

マルモンツチスガリ

9〜16

ではA3写真に対応できる大

372

になった。

仮称アラカワマルモンツチスガリ

8〜10

型な個体を選んだ。

373

(ギングチバチ科)

オオギングチバチ

15〜17

大型のギングチバチである

374

ギングチバチは90種

トガリアナバチ(オオハヤバチ)

15〜23

トガリアナバチは別名オオハヤ

375

とされ、そのほとんど

トガリアナバチ(オオハヤバチ)2

 

バチと呼ばれ、ハヤバチの由来

376

が体長10ミリを切る

アカアシ(ハヤバチ)トガリアナバチ

10〜14

が「早」なのか分からないが飛

377

小型種で、図鑑には5

アカアシ(ハヤバチ)トガリアナバチ2

 

ぶのが非常に早い

378

種しか出ていない。

ミツメトガリアナバチ

10

ミツメトガリアナバチはハヤバ

379

亜科の異なるケラトリ

ジガバチモドキ

12〜14

チとは別で、ジガバチモドキ

380

バチはどれも個性的

ジガバチモドキ2

 

はジガバチに似るが別の亜科

381

で面白い。

ヒメジガバチモドキ

8〜10

である。

382

(ドロバチモドキ科)

(ニッポン)ハナダカバチ

20〜23

全国的に希少種となり、記録は

383

ハナダカバチは希少

(ニッポン)ハナダカバチ2

 

余り残っていないようである

384

種のようである

ヤマトハナダカバチモドキ

11〜13

最近多く見られるようになった

385

ヒメバチ

シロヨトウヤドリヒメバチ

18〜20

本種は倒木の後、近くで見られ

386

ヒメバチは種類が多

シロヨトウヤドリヒメバチ2

 

たものである。

387

いが研究が進んでお

キバラヒメバチ

20

滅多に見られない

388

ず、分かっているの

イヨヒメバチ

25

大型で多く見られるヒメバチは

389

は一握りのようで、

イヨヒメバチ2

 

イヨヒメバチとアオシリヒメバチ

390

10年を越えて調査し

アオシリヒメバチ

20

で、イヨヒメバチは年に3、4回

391

て、図鑑と一致しない

アオシリヒメバチ2

 

は姿を見せる。

392

個体が多数出てきた

トワダヒメバチ

21〜23

荒川では希少種である

393

ここでは紹介していな

モイワヒメバチ

27

ヒメバチとすると大型で、2012

394

い、10ミリを切る小

モイワヒメバチ2

 

年に1度出遭っただけである

395

型なものは、図鑑で

仮称アラカワチャバラヒメバチ

20

何度か出遭っているが、調べた

396

はほとんど扱ってお

仮称アラカワチャバラヒメバチ2

 

範囲では名前が出てこない

397

らず、未同定(名前

クロハラヒメバチ

25

2008年までは年1のペースで

398

が分からない)のもの

クロハラヒメバチ2

 

見られたが、昨今は出てこない

399

が全部で70種を越

仮称アラカワシロオビヒメバチ

18〜20

腹部に白帯のあるヒメバチは本

400

え、荒川で記録した総

仮称アラカワシロオビヒメバチ2

 

種が初めてである

401

数が140種なので半

シロスジヒメバチ

11〜13

個体差があり、誤同定かも

402

数に及ぶ。

クロヒゲアオヒメバチ

13

ヒメバチは黒色が多いが、模様

403

不明のものの中には

クロヒゲアオヒメバチ2

 

が無いのは珍しい

404

面白いものが多く、埋

キオビコシブトヒメバチ

14〜16

腹部先端側が太く、黄色の帯模

405

もれさせないために

キオブコシブトヒメバチ2

 

様が鮮やかである

406

頭にアラカワをつけ

ヨコハマヒメバチ

15

出遭いは2回だけである

407

て仮称で呼ぶことに

モトアカウスマルヒメバチ

10〜12

比較的多く見られる

408

した。

仮称アラカワアカヒゲヒメバチ

16〜18

ここで紹介する5個体は、どれ

409

ヒメバチの大半が森

仮称アラカワアカヒメバチ

12〜14

も特徴があるが、色々調べても

410

に棲み、春になると人

仮称アラカワハラナガヒメバチ

12

該当しそうな名前は出てこなか

411

の目につく道筋に姿

仮称アラカワモモブトヒメバチ

15〜17

った。新種とまでは言わないが

412

を見せる。産卵は道

仮称アラカワアカハラヒメバチ

12〜15

全国的に希少種と思われる

413

筋で、森でも明るさの

ムネブトトガリヒメバチ

14

トガリとつくヒメバチは、メスの

414

あるところで営まれ

シロテントガリヒメバチ

10

産卵管が長く、ここで紹介して

415

ている。姿を消して向

アシブトクロトガリヒメバチ

16〜18

いる中でシロテントガリヒメバチ

416

かう先は、森以外は

ハラボソトガリヒメバチ

10〜18

とハラボソトガリヒメバチ以外は

417

ほとんど見られない

キイロトガリヒメバチ

12

たった一度の出遭いで、どれも

418

ので、樹上高くか、日

キイロトガリヒメバチ2

 

荒川では希少種である。

419

が射さない森の奥と

ミノオキイロヒラタヒメバチ

12〜14

ヒメバチは黒色が多い中で、本

420

見てよさそうである。

ミノオキイロヒラタヒメバチ2

 

種は意表をつく色合いである

421

近年森の荒廃によっ

イチモンジヒラタヒメバチ

17

名前が違っているかもしれない

422

て減少傾向に転じた

キオビフシダカヒメバチ

14〜16

オナガヒメバチはトガリヒメバチ

423

が、新参者の登場に

クロヒゲフシオナガヒメバチ

12〜14

以上に産卵管が長く、産卵は大

424

大きな差がなく、毎年

クロヒゲフシオナガヒメバチ2

 

変そうである

425

種類が増えている。

仮称アラカワケンヒメバチ♀

12

本種は図鑑に出ているケンヒメ

426

森の荒廃によって今

仮称アラカワケンヒメバチ♀2

 

バチによく似ているが、記録した

427

まで潜んでいたもの

仮称アラカワケンヒメバチ♂

 

オす、メスともに大きさが全く異

428

が居場所を失い、人

仮称アラカワケンヒメバチ♂2

 

なり、別種と判断した

429

の目が届くところに

カラフトコンボウアメバチ

20〜25

ヒメバチの多くが人家と縁がな

430

押し出されたと推察

カラフトコンボウアメバチ2

 

いが、アメバチと呼ばれるもの

431

している。今まで見ら

クロモンアメバチ

20〜25

は草地や人家にも出没する

432

なかった、ヒメバチの

クロモンアメバチ2

 

荒川では種類が多く、12種記

433

前身とされる、原始の

シコクホシアメバチ

25

録しており、図鑑には出ていな

434

姿を留める個体が、

シコクホシアメバチ2

 

いものが幾つもでてきた

435

2012年の台風で大

タカオウスグロアメバチ

20

森で見られるものもいるが、森

436

木が根こそぎ倒れた

タカオウスグロアメバチ2

 

の中より入り口付近で、他のヒメ

437

近辺で4種も出てき

仮称アラカワハラアカコンボウアメバチ

25〜30

バチと生態を異にするようだ

438

た。最後の生き残り

仮称アラカワウスグロコンボウアメバチ

15〜18

体長が20ミリを越える大型なも

439

だとすると、絶滅の恐

仮称アラカワウスグロコンボウアメバチ2

 

のが多くて細長く、見た目には

440

れがある。

仮称アラカワセグロチビアメバチ

12

特異な感じがする

441

コマユバチ

ホシツノコマユバチ

12〜14

コマユバチにはサムライコマユ

442

コマユバチは、一般

キマダラヒゲナガコマユバチ

10

バチと呼ばれる種類がおり、ほ

443

に馴染みが薄く、初

ヨコハママダラコマユバチ

12〜14

とんどが黒色の体をしているが

444

めはどれがコマユバ

ヨコハママダラコマユバチ2

 

他のコマユバチは色彩に富み

445

チか分からず、図鑑

ムネアカトゲコマユバチ

10〜14

多くがオレンジ色を有している

446

を見てもイメージがわ

ムネアカトゲコマユバチ2

 

体つきは様々で、中にはアニメ

447

かなかった。

オオアメイロコンボウコマユバチ

16〜18

の世界から飛び出してきたよう

448

大きさがポイントとし

ワモンコマユバチ

7〜10

な姿もあり、大変面白い。

449

小さな個体のものを

マツムラベッコウコマユバチ

10〜12

小型なものが多く見過ごしてい

450

集めていくと、ヒメバ

仮称アラカワヒゲナガコマユバチ

4〜5

る個体もあると思われ、調査を

451

チとの違いが見えて

キイロコウラコマユバチ

6〜7

続ければまだまだ種類が増える

452

きて、同時に大きな個

クロヒゲアカコマユバチ

7〜10

のではないか。河川敷の荒廃が

453

体も分かるようになり

ハネグロアカコマユバチ

9〜12

どのような影響を及ぼすか、気

454

分類していくと、未同

ハネグロアカコマユバチ2

 

になるところである。

455

定のものを含め、43

仮称アラカワクレナイコマユバチ

8〜10

紅色の鮮やかな個体でも、調べ

456

種となった。

仮称アラカワクレナイコマユバチ2

 

た範囲では不明となった

457

キバチ

ニッポンキバチ

27〜30

キバチの中では比較的多く、各

458

キバチは少なく2種で

ニッポンキバチ2

 

地で記録されているようだ

459

両者とも10年間で1

クロヒラアシキバチ

23〜28

本種は荒川水系での記録があ

460

度の出遭いである。

クロヒラアシキバチ2

 

り、繋がりがありそうである

461

コンボウハバチ

ホシアシブトハバチ

18

黄色の鮮やかな姿で、荒川では

462

荒川では滅多に見ら

ホシアシブトハバチ2

 

希少種である

463

れない種類で、記録

ウスキアシブトハバチ

20

本種のような姿と何度か遭遇し

464

は2種だけである。

ウスキアシブトハバチ2

 

たが、記録は2回である

465

ハバチ

クロハバチ

8〜10

クロハバチとつくハバチは、名

466

(ハバチ亜目)ハバチ

オオクロハバチ

10〜12

前のように体は黒色で体長10

467

は他のハチと分別さ

マライセクロハバチ

8〜10

ミリ前後の小型なものが多く、斑

468

れ、亜目がつく。

イボタハバチ

9〜12

紋(白や黄色)の形状がそれぞ

469

葉蜂と呼ばれるよう

フトクロハバチ

10〜12

れ異なるが大きな違いは無く、

470

に春になると草地や

ツマジロクロハバチ

12

名前を覚えるのが大変である

471

森の葉に取り付いて

コシアカハバチ

11〜13

12〜14ミリの中型ハバチにな

472

おり、数が多くて溢れ

ニセアカバナハバチ

11〜13

ると、体に赤(橙)色を持つもの

473

出てくるようである。

キコシボソハバチ

11〜14

がいる。キコシホソハバチなど

474

小型なものが中心で

キコシボソハバチ2

 

はハバチのイメージを一変する

475

数多く記録するが鮮

ナカジロルリハバチ

13

色合いで、年1、2回は姿を見せ

476

明な写真はわずしか

チャイロハバチ

10〜12

て楽しませてくれる。

477

撮れず、近似種があ

コシマハバチ

8〜10

シマハバチとつくハバチは黄色

478

って名前の割り出し

セリシマハバチ

8〜10

の縞模様があり、模様の形状が

479

が難しい。体長10ミリ

フキシマハバチ

6〜8

わずかに異なって面白い種類で

480

前後の小型種は体の

キムネシマハバチ

8〜10

ある。荒川では多く見られ6種

481

色は黒がベースで白

クロイロシマハバチ

8〜10

記録している

482

や黄色の模様がある

ヒゲナガハバチ

14〜16

15ミリを越える、ハバチとして

483

個体が中心で全体的

クロムネハバチ

15〜16

は大型なものは個性的である

484

に地味である。

ハラナガハバチ

15〜17

クロムネハバチやハラナガハバ

485

15ミリを越える大型

オオツマグロハバチ

15〜17

チは多く見られるが、他は年1

486

なものにになると黄

ルリバラハバチ

14〜17

回も見られず、数は少なそうで

487

褐色を帯びる目立つ

クロムネアオハバチ

13〜16

ある。8種記録しており、全国的

488

個体が多くなる。

クロムネアオハバチ2

 

に見るとかなり多い

489

カギバラバチ

キスジセアカカギバラバチ

8〜11

活発に動き、葉の縁に行くと交

490

カギバラバチ上科

キスジセアカカギバラバチ2

 

尾をするような動作をする

491

コンボウヤセバチ

コンボウヤセバチ

12〜15

荒川近郊の住宅地で5月〜6月

492

ヤセバチ上科

コンボウヤセバチ2

 

に見られ、室内で撮影

493

セイボウ

オオセイボウ

10〜12

神秘的な色合いをしており、同

494

セイボウ上科

オオセイボウ2

 

様なものを5種記録している

495

未知との遭遇

仮称アカイロアナバチ

 

本種は何に属するか分からな

496

荒川には他から押し

仮称アカイロアナバチ2

 

いがアナバチに近いと判断

497

出された虫が集まっ

仮称アオメマルハラコバチ

 

腹部が途中で切れている種類

498

てくるようで、図鑑に

仮称アオメマルハラコバチ2

 

にマルハラコバチがある

499

は載っていないハチ

仮称オナガコンボウヤセバチ

 

原始のハチの姿を留めるとされ

500

を数多く記録している

仮称オナガコンボウヤセバチ2

 

る種類にツノヤセバチ、ヤセバ

501

UFOについて見たと

仮称オナガコンボウヤセバチ3

 

チ、クロバチなどがありbS91

502

言う人がいるが記録

仮称オナガツノヤセバチ♀

 

で紹介しているコンボウヤセバ

503

が無く未知として扱わ

仮称オナガツノヤセバチ♀2

 

チは一般に見られる特異種で他

504

れるように、ここで紹

仮称オナガツノヤセバチ♂

 

はほとんど記録されていない

505

介するものはUFOと

仮称オナガセダカヤセバチ♀

 

ここで紹介する5種は、2012年

506

同じで、確認があるな

仮称オナガセダカヤセバチ♀2

 

に台風で大木が根こそぎ倒れた

507

し分からないが、記録

仮称オナガセダカヤセバチ♂

 

近くで記録したものである。それ

508

は残っておらず、初

仮称オナガコシボソヤセバチ♀

 

までは一度も姿を見せたことの

509

めて記録(新種?)の

仮称オナガコシボソヤセバチ♂

 

ない種類で、樹上で営んでいた

510

可能性があり、未知と

仮称シロハネセダカヤセバチ

 

ものが居場所を失ってしまった

511

の遭遇とした。

仮称シロハネセダカヤセバチ2

 

と推察している。

512

 

仮称シリボソクロバチ

 

本種は人家で撮影

 

アブハエの仲間

双翅(ソウシ)目又はハエ目

体  長

109種136点

513

ミズアブ

ミズアブ♀

14〜16

本種は数が少なく、2010年に

514

荒川でのミズアブの

ミズアブ♂

 

オス、メス一度の出遭いである

515

記録は16種と多く、

アメリカミズアブ♀

12〜18

本種はミズアブと違って数が多

516

大小様々で、形状も

アメリカミズアブ♂

 

く、色々なところに姿を現す。

517

色々である。発生場

コウカアブ♀

10〜20

大きさに個体差があり大きいも

518

所は森や草地、人家

コウカアブ♂

 

のは20ミリでミズアブ最大

519

など、発生時季は春、

ルリミズアブ

10〜15

森に暮らし、滅多に見られない

520

夏、秋と幅広い。

ルリミズアブ♀

 

のだが2012年は多く発生

521

アブ

ウシアブ

25〜30

アブのほとんどが森に集まり、

522

昔はアブが多かった

アカウシアブ

23〜25

草地や人家でも見られる。攻撃

523

ように記憶するが、今

アカアブ

20〜25

的なものが多く、ニアミスがある

524

はどれも少なくなって

ハタケヤマアブ

17〜20

と向かってくる。距離が80セン

525

しまった。2012年夏

キスジアブ

12〜15

チを越えていれば問題ないが

526

は樹液に幾種類も集

キノシタシロアブ

13〜16

足元で徘徊していることがあり

527

まり、7種も記録した。

シロフアブ

17〜19

要注意である。今のところ荒川

528

これも森の荒廃が原

アオコアブ

11〜13

ではトラブルになっていないが

529

因と思われる。

ホルバートアブ

13〜14

森の荒廃がどう作用するのか

530

ツリアブ

コウヤツリアブ

10〜14

森の明るい場所で見られる

531

ツリアブは種類が少

クロバネツリアブ

13〜19

草地で数多く発生する

532

なく、荒川での記録は

スキバツリアブ

10〜16

2010年から多く見られるように

533

5種にとどまっている

スキバツリアブ2

 

なり、今は多数種である

534

数も少なめだったが、

ニトベハラボスツリアブ

13〜17

数が少なかったが2010年から

535

2010年から多く記録

ニトベハラボソツリアブ2

 

数多く発生するようになった

536

するようになった

スズキハラボソツリアブ

13〜17

荒川では希少種である

537

ムシヒキアブ

アシナガムシヒキ

20〜25

荒川では希少種である

538

ムシヒキとは虫を狩

オオイシアブ♀

25

イシアブとつくものはオオイシア

539

るという意味で、小型

オオイシアブ♂

16

ブがよく知られているが、他は

540

な虫を捕獲する場面

イッシキイシアブ♀

15

あまり知られていない。荒川で

541

にたびたび遭遇して

イッシキイシアブ♂

 

は6種記録し、森を中心に多く見

542

いる。狩りをするぐら

コムライシアブ♀

17

られ、形状や色合いが多様で、

543

いだから大型なもの

トゲツヤイシアブ

12〜22

中々面白い

544

が多く、迫力のある顔

アオメアブ

20〜30

種類によって発生場所が異なり

545

をしているものもいる

シオヤアブ♀

25〜30

草地と森とに分かれる。アオメ

546

が、アブの方でトラブ

シオヤアブ♂

 

アブは草地の番人の様な存在

547

ルを回避し、触発とい

サキグロムシヒキ♀

25

で、人の目につく場所で眼を光

548

う状況になったことは

サキグロムシヒキ♂

20

らせている。シオヤアブも草地

549

無い。荒川では16種

マガリケムシヒキ♀

15〜20

に領分を持ち、道の各所で待ち

550

記録しており、発生数

マガリケムシヒキ♂

 

構え、人が近づくと前方へ移動

551

も多く、近づきやすい

トラフムシヒキ♀

27

何回でも繰り返す。他は森を中

552

ので写真を撮るには

トラフムシヒキ♂

20

心に活動、5月から8月にかけ

553

好都合であるが、飽

シロズヒメムシヒキ♀

18

小さなハエやアブを捕えるシー

554

きてしまう。

シロズヒメムシヒキ♂

15

ンが見られる

555

キアブモドキ

ミツボシキアブモドキ

12〜15

春、森で多く見られる

556

シギアブ

ヤマトシギアブ

13

草地の一本の木で多く見られる

557

ハナアブ

トゲアリスアブ

15

アリスアブはどれも少ない

558

(ナミハナアブ亜科)

アシボソミケハラブトハナアブ

17〜19

ハナアブの中には太めで毛が

559

トゲアリスアブはアリ

タカサゴモモブトハナアブ♀

12〜15

長いものがおり、他のハナアブ

560

スアブ亜科で、5種記

タカサゴモモブトハナアブ♂

 

と比べ、どれも数が少なく、さら

561

録している。

フタガタハナアブ

17

なる調査が必要である

562

ハナアブは種類が多

オオハナアブ♀

12〜16

ハナアブを代表するものは荒川

563

く、荒川では100種を

オオハナアブ♂

 

でも数が多く、記録も多く残し、

564

越えている。ナミハナ

ナミハナアブ♀

14〜15

個体差、オス、メスの違いも明ら

565

アブ亜科は形状、色

ナミハナアブ♂

 

かになってきた。腹部の紋様が

566

合いが様々で、個性

シマハナアブ♀

12

微妙に異なり、判別の難しさが

567

が強い。多数種もあ

シマハナアブ♀2

 

ある。個体差があって、シマアシ

568

るが、ほとんどがごく

シマハナアブ♂

 

ブトハナアブのように通常黄褐

569

まれに見られる程度

アシブトハナアブ♀

10〜15

色がベースのものが、灰黒色

570

である。オス、メスの

アシブトハナアブ♂

 

を帯びたものや、橙を帯びたも

571

違いがハッキリしてお

シマアシブトハナアブ♀

10〜11

のなど、変化に富む。

572

り、その差が面白いと

シマアシブトハナアブ♂

 

ハナアブの多くが草地で活動す

573

ころである。10ミリを

シマアシブトハナアブ黒色型

 

るがアシブトハナアブは森に棲

574

切る小型なものも少

シマアシブトハナアブ橙色型

 

み、春から秋までおびただしい

575

なからずおり希少種

キベリアシブトハナアブ♀

11〜14

数が見られ、特異な存在と言え

576

も含まれている。

キベリアシブトハナアブ♂

 

577

名前のように草地の

キゴシハナアブ

8〜10

ハナアブの中には目が星の様

578

花に多くが集まり、春

トウガネホシメハナアブ

6〜8

に点になっているものがいる

579

から夏にかけて賑わ

シロスジベッコウハナアブ

16

以下のハナアブは族が異なり、

580

うが、ここ3年、虫の

キカオナガハナアブ

16

体つきが違っている。荒川では

581

集まる花が少なくなり

スズキナガハナアブ

15〜18

どれも数が少なく、シロスジベッ

582

ハナアブも減少して

ハチモドキハナアブ

12〜15

コウは希少種で、生態が全く分

583

今後の推移を見守る

ケブカハチモドキハナアブ

12〜15

からない。スズキナガハナアブ

584

必要がある。

トゲクロコヒラタアブ

9〜10

も同様である

585

(ヒラタアブ亜科)

フタホシヒラタアブ♀

7〜10

ヒラタアブの代表的な存在で、

586

ヒラタアブは種類が

フタホシヒラタアブ♂

 

春に多く見られる

587

多く、荒川では63種

ナミホシヒラタアブ♀

10〜12

本種も代表的な存在で、フタホ

588

記録している。小型な

ナミホシヒラタアブ♂

 

シより大きい

589

ものが多く、類似した

キイロナミホシヒラタアブ

10〜13

ナミホシに似るが大き目である

590

ものも少なからずおり

オオフタホシヒラタアブ

10〜13

秋に多く見られる

591

判別が難しい。

ホソヒラタアブ♀

10

発生時期が長く、中型では最も

592

ここで紹介するのは

ホソヒラタアブ♂

 

多く見られる

593

10ミリを越える中型

ナガヒラタアブ

14〜17

大きくて色鮮やかである

594

で、近似したものが多

ケヒラタアブ

10〜13

判別の難しい種類である

595

いが、何とか判別で

ヘリヒラタアブ

11〜13

珍しい色合いをしている

596

きた。ナミハナアブは

オビボソヒラタアブ

8〜10

4月上旬に見られ数は少ない

597

草地が中心だが、ヒラ

クロヒラタアブ

8〜12

個体差があるが色合いは同じ

598

タアブは森や周辺で

ヒゲナガハナアブ

15

荒川では希少種である

599

多く見られ、棲み分け

ヤマトヒゲナガハナアブ

14〜16

これも希少種である

600

されている。

サッポロヒゲナガハナアブ

10〜12

何度か出遭っている

601

イエバエ

オオイエバエ

10

オオがつくが大きくない

602

荒川では26種記録

モモグロオオイエバエ

12〜14

ハエとしては大きい

603

クロバエ

キバネクロバエ

12

名は体を表すで、体の特徴など

604

荒川では20種記録

ケブカクロバエ

10

から名前がつけられるが、クロ

605

クロバエはキンバエ

ミヤマクロバエ

12

バエは結びつかない名が多い

606

が代表されるように

キンバエ

6〜12

キンバエは名前の通りだが、ク

607

金属光沢があるもの

ルリキンバエ

8〜12

ロバエ科と結びつかず、イエバ

608

が多い

クロキンバエ

10

エ科に近似したものがいる

609

ニクバエ

ゲンロクニクバエ

10〜15

ニクバエの大きいもの2種を選

610

荒川では24種記録

ホリニクバエ

12

んでみた

611

ハナバエ

ウスキバラハナバエ

6〜10

荒川では数が多い

612

ヤドリバエ

ダイミョウヒラタハリバエ

14

ヤドリバエはハエとしては大型

613

荒川では31種記録

ヨコジマオオハリバエ

10〜18

なものが多く、個性的で目立つ

614

特徴的な姿でも図鑑

クチナガルリハリバエ

9〜11

容姿をしており、発生数も多め

615

では解明できないも

カイコノウジバエ

12〜15

で記録数が多い。ヨコジマオオ

616

のが出てきて、頭に

ブランコヤドリバエ

9〜14

ハリバエは横も広く、ハエとして

617

アラカワをつけて仮

セスジナガハリバエ

9〜12

は最大級であり、6月から9月に

618

称で呼んでいる

ナガハリバエ

6〜11

かけ森で多く見られる

619

ベエコウバエ

ベッコウバエ

10〜18

森で数多く見られる

620

フンバエ

ヒメフンバエ

10

多く見られる

621

荒川では4種記録

キアシフンバエ

10〜12

荒川では希少種である

622

ナガズヤセバエ

ホソアシナガヤセバエ

8〜10

樹液で多く見られる

623

ヒロクチバエ

オオマダラヒロクチバエ

15〜18

大型種で数は少ない

624

シマバエ

ヒラヤマシマバエ

3〜5

人家で見られる

625

ユスリカ

オオユスリカ♀

7〜20

ユスリカとしては大型の2種を

626

荒川では22種記録

アカムシユスリカ♂

8〜10

選んだ

627

ケバエ

ヒメアカケバエ♂

8〜10

数は少なく人家で見られる

628

荒川では8種記録

ハグロケバエ♀

13〜14

メスは種類によって異なるが

629

ハグロ、メスアカは春

メスアカケバエ♀

10〜11

ハグロとメスアカのオスは、近

630

に大量発生する

メスアカケバエ♂

9〜10

似しており判別が難しい

631

ガガンボ

ハラナガクシヒゲガガンボ

20

ガガンボは手足を含めると特大

632

ガガンボは20種記録

ミカドガガンボ

30

種で、写真の枠内に収めるのが

633

以前はガガンボの種

ニッポンガガンボ

10〜12

難しい。体は細いので小型種並

634

類は10種を越えると

イマニシガガンボ

12〜16

みで、顔は極小種並みである

635

考えもせず、別種でも

クロキリウジガガンボ

16〜17

カの親分のようで以前は関心が

636

知名度のある名前を

キリウジガガンボ

14〜18

持てなかったが、多さに触発さ

637

押しつけていた。図鑑

ヒメキリウジガガンボ

14〜15

れて少しは念を入れて撮影する

638

を購入調べなおして

マドガガンボ

17〜19

ようになり、面白い姿が捉えら

639

みると、違和感のあっ

キアシガガンボ

12〜15

れるようになった。発生場所は

640

た個体はどれも別種

キイロホソガガンボ

12〜14

森や林が中心だが草地に拠点

641

で、名前が分かると

キゴシガガンボ

23〜26

を置くものもおり、数も多いので

642

面白い世界である。

オオユウレイガガンボ

13〜15

昆虫界では大きな勢力である

643

ヒメガガンボ

エゾマダラヒメガガンボ

13〜15

ガガンボとの違いは判然としな

644

ヒメガガンボは種類

マダラヒメガガンボ

16〜19

いが、ヒメがつくだけ小型なもの

645

が多く、調べなおすと

ハネナガヒメガガンボ

10〜11

が多い。実態的には一部を除い

646

18種となった。小型

クチナガガガンボ

12〜15

て大きさに違いはほとんどなく

647

なものが多いが、ガ

チュウゴクキマダラヒメガガンボ

11〜13

現状では決定的な違いは見い

648

ガンボ並みもいる。

カスリヒメガガンボ

11〜13

だせない

 

アミメカゲロウの仲間

脈翅(ミャクシ)目・アミメカゲロウ目

体  長

13種32点

649

ウスバカゲロウ

ウスバカゲロウ

35

森を中心に活動し、河川敷を飛

650

荒川はウスバカゲロ

ウスバカゲロウ2

 

び出して近郊の雑木林に拠点を

651

ウが多く、8種記録し

コウスバカゲロウ

30

移すものもおり、人家の灯りに

652

ている。昆虫としては

ホシウスバカゲロウ

25〜30

もやってくる。撮影機会からする

653

大きい方で、羽を広

カスリウスバカゲロウ

35〜37

と人家が多く、森では暗がりの

654

げるとトンボ並みだが

コカスリウスバカゲロウ

30

高所にとどまっており、数はそ

655

飛ぶのは下手で竹と

コカスリウスバカゲロウ2

 

れなりにいて、発見するものの

656

んぼ並みである

クロコウスバカゲロウ

25

思うような写真が撮れない

657

クサカゲロウ

クモンクサカゲロウ

10〜15

クサカゲロウは名前のように草

658

種類は多く、荒川では

クモンクサカゲロウ2

 

色をしており、堤や河川敷の草

659

10種以上記録、小型

アミメクサカゲロウ

12〜15

地で多く見られ、人家の灯りに

660

なものがほとんどで

フタモンクサカゲロウ

10

にも寄ってくる。翔脈(羽の模様)

661

鮮明な写真が思うよう

ヨツボシクサカゲロウ

10〜13

特徴があるが近似したものが

662

に撮れない

ヨツボシクサカゲロウ2

 

多くて判別が難しい

663

カミキリモドキ

ヒメカミキリモドキ

10

特異な形状でぼやけた色合い

664

希少種である

ヒメカミキリモドキ2

 

をしており、焦点が合わない

665

ツノトンボ

キバネツノトンボ♀

23

緑がかった虫が飛んでいるのを

666

荒川のツノトンボは2

キバネツノトンボ♀2

 

見つけ、追っていくと近くの草地

667

種で、2007年にツノ

キバネツノトンボ♂

 

に止まった。離れた所から撮影

668

トンボが突如出現して

キバネツノトンボ♂2

 

徐々に近づき至近距離でも記

669

多数記録し、徐々に

キバネツノトンボ交尾

 

録できた。形状からツノトンボの

670

数を減らし、2012年

キバネツノトンボ交尾2

 

一種とすぐに分かり、羽に黄色

671

は記録できなかった。

キバネツノトンボ産卵

 

を帯びた美しい姿に感動した。

672

キバネツノトンボが出

キバネツノトンボ産卵2

 

可能な限り通って、交尾、産卵、

673

現したのは2010年

キバネツノトンボ産卵3

 

ふ化の生態を全て記録すること

674

で、産卵、ふ化まで記

キバネツノトンボ産卵4

 

ができた。産卵シーンには中々

675

録、2011年は大量

キバネツノトンボ産卵5

 

遭遇できないが、幸いにも4回

676

発生、産卵数は40を

キバネツノトンボふ化

 

生命の神秘を拝謁できた

677

越え、翌年は棲息地

ツノトンボ♀

30

ツノトンボの生態は分からず、

678

域が分散拡大されて

ツノトンボ♀2

 

棲息地域が一年ごとに少しずつ

679

2013年は減少傾向

ツノトンボ♂

 

移動、全く別な場所に棲み替え

680

に転じた。

ツノトンボ♂2

 

て姿を消してしまうようである

 

シリアゲムシの仲間

長翅(チョウシ)目・シリアゲムシ目

体  長

1種4点

681

シリアゲムシ

ヤマトシリアゲムシ♀春型

15〜22

春型と夏型では腹部の色合い

682

荒川ではシリアゲム

ヤマトシリアゲムシ♂春型

 

が異なり昔は腹部が赤褐色の

683

シの記録は一種のみ

ヤマトシリアゲムシ♀夏型

 

夏型をベッコウシリアゲと呼ん

684

である

ヤマトシリアゲムシ♂夏型

 

別で種扱いだった

 

トビゲラの仲間

毛翅(モウシ)目・トビゲラ目

 

3種4点

685

ヒゲナガカワトビゲラ

ヒゲナガカワトビゲラ

11〜18

トビゲラは小型種が多く、川傍の

686

総体で6種の記録

ヒゲナガカワトビゲラ2

 

林では大量発生する。小さすぎ

687

シマトビゲラ

ウルマーシマトビゲラ

8〜12

て撮影は困難で、種類が多い割

688

クロツツトビゲラ

アオヒゲナガトビゲラ

10〜12

に記録数は少ない

 

外翅(ガイシ)類 蛹(さなぎ)の状態が無く若虫から成虫になる昆虫で、若虫の時翅(羽)が外に出ている

 

セミの仲間

同翅(ドウシ)目又はセミ目

体  長

10種24点

689

セミ

アブラゼミ♀

34〜40

森の主だったが、大分前から住

690

セミは荒川では5種

アブラゼミ♀2

 

宅地に進出、我が家にも鳴き声

691

の記録で、中には5

アブラゼミ♂

 

が聞こえてくる。森で減少しても

692

種に属さない個体も

アブラゼミ♂2

 

他で補われ、減少していない。

693

あったが個体差なの

ミンミンゼミ♀

32〜39

2年前から住宅地でも鳴き声が

694

か、別種か断じきれ

ミンミンゼミ♀2

 

聞かれるようになり、森の荒廃

695

ないでいる。夏の定

ミンミンゼミ♂

 

と時期が一致し、異変を無視で

696

番でどれも数多く発生

ミンミンゼミ老成

 

きなくなった

697

ヒグラシだけは少な

ニイニイゼミ♀

20〜25

本種は森よりも森の周りで多く

698

めに感じられた。

ニイニイゼミ♂

 

見られ、明るいところを好むよう

699

森の荒廃により、宝庫

ニイニイゼミ♂2

 

で、発生数は維持されている

700

の役が果たせなくなり

ヒグラシ♀

23〜28

本種は夏でも遅く発生し、哀愁

701

2011年からセミ総体

ヒグラシ♀2

 

を帯びた鳴き声を聞かせてくれ

702

が減少傾向にあり、

ヒグラシ♂

32〜39

たが昨今はあまり聞かれない

703

町中で色々なセミの

ツクツクボウシ♀

26〜33

本種は極端な減少は見受けら

704

鳴き声が聞かれる

ツクツクボウシ♂

 

れず、町中での鳴き声もない

705

ハゴロモ

ベッコウハゴロモ

8〜10

ベッコウハゴロモは数が多くて

706

ハゴロモは2005年

ベッコウハゴロモ2

 

群れて見られたが、今はほとん

707

頃までは多く見られた

スケバハゴロモ

5〜7

ど見られなくなり、スケバハゴロ

708

が、以後減少傾向に

スケバハゴロモ2

 

モも同様、アミガサハゴロモだ

709

ある。

アミガサハゴロモ

6〜8

けは元々数が少ない。

710

ウンカ

ハネナガウンカ

4〜5

ハネは長いが体は小さい

711

荒川での記録は5種

シリアカハネナガウンカ

本種との遭遇は奇跡に近い偶

712

どれも数が少ない

シリアカハネナガウンカ2

 

然がもたらしてくれた

 

カメムシの仲間

異翅(イシ)目又はカメムシ目

体  長

36種48点

713

ツノカメムシ

セアカツノカメムシ

14〜18

種類数とも少なく10年間で2種

714

2種記録

エサキモンキツノカメムシ

10〜14

それぞれ2回の出遭いである

715

キンカメムシ

アカスジキンカメムシ

15〜18

よく見られるが幼虫、若虫ばか

716

カメムシ科だったもの

アカスジキンカメムシ2

 

りで親虫との遭遇は最近である

717

が分科2種の記録

チャイロカメムシ

10〜11

茶色でもキンカメムシである

718

カメムシ

アカスジカメムシ

10〜12

赤筋が引き立つ美麗種だが残

719

カメムシは細く分科さ

アカスジカメムシ2

 

念ながら滅多にみられない

720

れ所帯が小さくなった

チャバネアオカメムシ

11

各所で多く見られる

721

がカメムシ総数が多く

ブチヒゲカメムシ

11〜13

草地で大量発生する

722

現状で20種を越えて

アオクチブトカメムシ

20

人家で撮影希少種である

723

記録している。発生場

クサギカメムシ

16

大量発生せする一種である

724

所は森や草地、人家

ムラサキカメムシ

12〜15

たった一度の出遭いである

725

と様々であるが、樹

ナガホシカメムシ

8〜9

人家と草地で一回ずつ出遭い

726

木とのかかわりが深

ナガホシカメムシ2

 

光線の加減で全く別種に見える

727

く、住宅地ではあまり

トゲカメムシ

7〜11

森で一度出遭っただけである

728

見られない。

ウズラカメムシ

8〜10

多数種の一つである

729

ヘリカメムシ

ホウズキカメムシ

10〜13

ヘリカメムシ一の多数種である

730

ヘリカメムシも分科さ

ホシハラビロヘリカメムシ

15

三種は近似した種類で判別が

731

れ少数科になってし

ハリカメムシ

10〜12

難しく、ヘリカメムシを代表する

732

まい、カメムシ科と対

ホソハリカメムシ

8〜11

が、数はそれほど多くない

733

抗できず、サシガメや

ツマキヘリカメムシ

8〜9

他と比べて雰囲気が異なる

734

ナガカメムシに見劣り

マツヘリカメムシ

13〜15

外来種で2008年から見られ

735

してしまった

マツヘリカメムシ2

 

るようになり、数を増している

736

ヒメヘリカメムシ

ヒメヘリカメムシ?

10〜12

小型が中心で古い図鑑では扱

737

以前は名前が分から

アカヒメヘリカメムシ

6〜8

われておらず、カメラの進化で

738

なかったものが主体

ブチヒゲヘリカメムシ

8〜10

日の目を見るようになった

739

ホソヘリカメムシ

ホソヘリカメムシ

14〜17

河川敷なら場所を選ばず発生

740

以前はヘリカメムシを

ホソヘリカメムシ幼虫

 

多数種の筆頭かもしれない

741

代表していた細めな

キスジホソヘリカメムシ

14〜17

上の種と酷似している

742

種類で再編された

クモヘリカメムシ

15〜17

希少種の部類に入る

743

ナガカメムシ

ヒゲナガカメムシ

8〜10

2種とも多数種で、ヒゲナガは森

744

記録数は10種

ジュウジナガカメムシ

9〜10

ジュウジナガは草地に発生

745

マキバサシガメ

ハネナガマキバサシガメ

8〜10

人家に発生希少種である

746

サシガメ

クロトビイロサシガメ

20〜25

トビイロサシガメは図鑑では扱

747

サシガメはそれほど

オオトビサシガメ

20〜26

っておらず、サシガメの名に辿り

748

多く見られなかったの

オオトビサシガメ若虫

 

つくのに時間がかかった

749

がここ3年で数を増し

クロモンサシガメ

15

森の住人で下草を徘徊し、じっ

750

13種記録している。

クロモンサシガメ2

 

としていることはまずない

751

カメムシとしては大型

アカシマサシガメ

12

滅多に見られない種類だったが

752

なものが多く、全体像

アカシマサシガメ2

 

2012年は2度も現れた

753

は見応えがあるが顔

ヤニサシガメ

12〜15

名前の様に体がやにのような光

754

が小さくて鮮明な写真

ヤニサシガメ2

 

沢のある黒色をしている

755

を撮るのは難しくそれ

アカサシガメ

15〜16

荒川では希少種で、2012年に

756

でも多くがじっとして

アカサシガメ2

 

なって姿を見せてくれた

757

いる時があるので何

シマサシガメ

15

荒川では多数種で、イバラの荒

758

とかなるが、下草など

シマサシガメ2

 

れ地で大量発生する

759

を徘徊するものもおり

ヨコヅナサシガメ

20〜22

草地に立つ大木のうろを覗くと

760

手を焼かされる。

ヨコヅナサシガメ幼虫

 

赤が混ざった幼虫が蠢いていた

 

トンボの仲間

蜻蛉(セイレイ)目又はトンボ目

体  長

36種128点

761

カワトンボ

アオハダトンボ♀

55

アオハダトンボはオス、メスで性

762

カワトンボは、荒川で

アオハダトンボ♀2

 

格が異なり、メスは草など低い

763

はハグロトンボしか

アオハダトンボ♂

 

所に止まり、近づけるが、オス

764

見られなかったが、

アオハダトンボ♂2

 

は高所にいて近づくと逃げ出す

765

2010年にアオハダ

ハグロトンボ♀

60

荒川では大量に発生し、以前は

766

トンボが出現、少数で

ハグロトンボ♀2

 

森や林が中心だったが、昨今は

767

あるが毎年見られる

ハグロトンボ♂

 

草地でも姿を見せるようになり、

768

ようになった。

ハグロトンボ♂2

 

環境の変化が影響 か?

769

イトトンボ

キイトトンボ♀

38

オス、メスとも色とりどりの姿を

770

荒川ではイトトンボの

キイトトンボ♀2

 

しており、キイトの名がついた

771

種類は限られ、5種し

キイトトンボ♂

 

ようである。今も数が多いが拡

772

か記録されていない

キイトトンボ♂2

 

散傾向にある

773

が、全国的に見て希

オオイトトンボ♀

36

クロイトと競合、分が悪くて少数

774

少種であるキイトトン

オオイトトンボ♀2

 

派となっており、少数の中で数

775

ボが安定して発生し

オオイトトンボ♂

 

に増減があり、以前は比較的多

776

てきた。オオイトやク

オオイトトンボ♂2

 

く発生することもあった

777

ロイトも競合しながら

セスジイトトンボ♀

32

荒川では全く見られない種類だ

778

発生していたが、発

セスジイトトンボ♀2

 

たが、2010年に思わぬところ

779

生地域の荒廃で減少

セスジイトトンボ♂

 

で遭遇、オス、メス揃って大いに

780

傾向となり、2013年

セスジイトトンボ♂2

 

目を楽しませてくれた

781

の春は激減してしま

クロイトトンボ♀

33

小型であるがイトトンボの主の

782

った。セスジやアジア

クロイトトンボ♀2

 

ような存在で、毎年大量に発生

783

は希少種で発生地域

クロイトトンボ♂

 

してきたが、2012年には半減

784

を他と異にしているが

クロイトトンボ♂2

 

2013年は激減している

785

荒川全体が荒廃して

アジアイトトンボ♀

29

放浪性のある種類の様で発生

786

おり、イトトンボどれも

アジアイトトンボ♀2

 

地域は定まらず、撮影エリア全

787

が希少種になってし

アジアイトトンボ♀3

 

域で遭遇している。全て単独で

788

まうかもしれない。

アジアイトトンボ♂

 

希少種と見てよさそうである

789

アオイトトンボ

アオイトトンボ

40

雑草が周りに生い茂る荒川の道

790

アオイトトンボはオオ

アオイトトンボ2

 

筋で、雑草が途絶えた空間にた

791

アオイトが中心で、ア

アオイトトンボ3

 

またま眼をやるとアオイトトンボ

792

オイトトンボは全く見

アオイトトンボ4

 

いた。奇跡に近い出遭いである

793

られなかった。近似

オオアオイトトンボ♀

46

毎年20程が発生する荒川の常

794

しているので何度も

オオアオイトトンボ♀2

 

連で、6月に若虫が姿を見せて

795

アオイトが含まれて

オオアオイトトンボ若♀

 

すぐに拡散してしまい、秋口に

796

いないか調べてみた

オオアオイトトンボ♂

 

全員集合となり、カップルができ

797

がゼロだった。2013

オオアオイトトンボ♂2

 

る。2011年には半減、2012

798

年、思わぬところで遭

オオアオイトトンボ♂3

 

年には数頭になってしまった

799

遇、ラインナップに名

ホソミオツネントンボ♀

38

数は少ないが、撮影エリア広域

800

を連ねた。

ホソミオツネントンボ♀2

 

に姿を現す

801

ヤンマ

クロスジギンヤンマ産卵

65

産卵場面に遭遇、胸ときめかせ

802

ヤンマは人の目が届

クロスジギンヤンマ産卵2

 

ヤンマを始めて撮影した

803

くところで羽を休める

サラサヤンマ♀

60

サラサヤンマは縄張り意識が強

804

ことはほとんどなく、

サラサヤンマ♀2

 

いのか、特定な場所を巡回、縄

805

荒川でも多く見られる

サラサヤンマ♂

 

張りに人が入ると見届けにくる

806

が飛んでいる姿ばか

サラサヤンマ♂2

 

敵ではないことが分かると近く、

807

りで、記録できたのは

サラサヤンマ♂3

 

の下草に止まっている。場所は

808

5種、鮮明な写真が撮

サラサヤンマ♂4

 

色々で、4回経験した

809

れたのは2種しかな

カトリヤンマ

65

本種もサラサヤンマの行動パタ

810

い。画質が落ちるも

カトリヤンマ2

 

ーンに似ている

811

のもやむなく紹介す

マルタンヤンマ

75

本種は近づけないが奇跡的に

812

ることにした。

マルタンヤンマ2

 

羽を休める姿を見つけた

813

サナエトンボ

ヤマサナエ

65

本種は樹上に羽を休めるのが

814

サナエトンボはヤン

ヤマサナエ2

 

通常のようだが、一度だけ草地

815

マに匹敵する大きさ

ヤマサナエ3

 

に降りていた。脱皮間もないの

816

だが行動パターンは

ヤマサナエ4

 

か足元で動こうとしなかった

817

全く異なって人の目

ホンサナエ

50

比較的多く見られ、撮影機会も

818

が届くところにも羽を

ホンサナエ2

 

何度かあった。荒川堤に隣接す

819

休めることが多い。

ホンサナエ3

 

る住宅地で、若虫が路面に体を

820

撮影機会が多く、荒

ホンサナエ4

 

横たえていたこともあった

821

川では7種記録。

ヒメサナエ

40

ヒメ、ミヤマの2種は山地のトン

822

高地の個体も見られ

ミヤマサナエ

50〜55

ボで、両者とも小型である

823

荒川を介して熊谷の

ウチワヤンマ♂

70

メスは湖沼に定着するが、オス

824

地にやってきたようで

ウチワヤンマ♂2

 

は放浪性があるようだ

825

一度のみである。ヤ

オナガサナエ♀

60

荒川では数が多い方で、毎年

826

マサナエは名前通り

オナガサナエ♀2

 

複数回出遭っている。オスは警

827

高地に棲むようだが

オナガサナエ♀3

 

戒心が強いが、メスは接近して

828

何度も姿を見せてお

オナガサナエ♂

 

も逃げようとしない

829

り、少数が荒川低地

コオニヤンマ♀

85

本種は2004年に何度か確認

830

に営みを移し、世代

コオニヤンマ♀2

 

2007年はチョウを狩りするシ

831

交代が行われている

コオニヤンマ♂

 

ーンを皮切りに数多く姿を見せ

832

のかもしれない

コオニヤンマ♂2

 

オス、メス合計20頭程記録した

833

トンボ

ハラビロトンボ♀

32

本種は湿地を好み、河川敷にも

834

トンボ科はアカネを除

ハラビロトンボ♀2

 

水はけの悪い草地があり、200

835

いて8種記録、全国的

ハラビロトンボ♂

 

7年は6、7月に繁殖活動が見

836

にみて多いのか分か

ハラビロトンボ♂2

 

られたが09年には姿を消した

837

らない。どれも多く見

シオカラトンボ♀

50〜55

シオカラは荒川全域で見られ、

838

られるが、デリケート

シオカラトンボ♀2

 

道筋で活動している。縄張りが

839

で環境の変化で居住

シオカラトンボ♂

 

あり、一定領域に1頭ずつたむ

840

まいを移し、同じ場所

シオカラトンボ♂2

 

ろしている

841

で増えたり減ったりす

オオシオカラトンボ♀

55〜57

年に何度か見られるが、少数と

842

る。トンボの集まる場

オオシオカラトンボ♀2

 

いう感じで、居場所が分散して

843

所は絶えず環境が変

オオシオカラトンボ♂

 

いる。2012年はオス、メス揃

844

わり、増減が激しく、

オオシオカラトンボ♂2

 

ってたむろしていた

845

ハラビロ、チョウ、そ

ヨツボシトンボ

45

3年ほど森で多く見られたが、

846

して2013年にはヨツ

ヨツボシトンボ2

 

2013年は見られなくなった

847

ボシが姿を消した。

ウスバキトンボ

45

マイペースで決まった所に姿を

848

シオカラは一時激減

ウスバキトンボ2

 

現し棲息エリアが拡大している

849

したが、荒川ではそ

ショウジョウトンボ♀

48

本種は紅色が売り物の美麗種

850

れほど大きな落ち込

ショウジョウトンボ♀2

 

で赤に関しては赤トンボをしの

851

みはなく、今はすっか

ショウジョウトンボ♂

 

ぐ。メスは赤と程遠い褐色で、

852

持ち直している。ウス

ショウジョウトンボ♂2

 

初めは別種として調べた。

853

バキは適応力がある

チョウトンボ

35

本種は水平に止まり羽を正面に

854

ようで、多少の移動が

チョウトンボ2

 

捉えるのは幸運である

855

あっても毎年大量に

コシアキトンボ

40〜45

本種は多く見られるが、間近に

856

発生している。

コシアキトンボ2

 

見られず、いい写真が撮れない

857

(アカネ・赤とんぼ)

ナツアカネ♀

38

本種は2007年ごろまでは荒川

858

昆虫写真を撮る前は

ナツアカネ♀2

 

最多種に数えられいたが、以降

859

恥ずかしながら赤トン

ナツアカネ♂

 

全国的にも減少し、秋に見られ

860

ボは一種と思ってい

ナツアカネ♂2

 

る真っ赤なオスは幻となった

861

た。ナツに始まってア

アキアカネ♀

40

本種はナツアカネに追随する多

862

キ、ノシメとアカネを

アキアカネ♀2

 

さだったが、昨今は絶対数が減

863

知り、赤トンボの歌は

アキアカネ♂

 

って、河川敷の各所で細々と暮

864

どれをさしているの

アキアカネ♂2

 

らしている

865

か気になった。数多く

ノシメトンボ♀

45

本種は多数種の一つだったが

866

写真を撮って分かっ

ノシメトンボ♀2

 

減少傾向にあり、棲息地域が森

867

のは赤の名に相応し

ノシメトンボ♂

 

だったのが外へと散っていき、

868

いのはナツアカネオ

ノシメトンボ♂2

 

樹木の少ない場所で見られる

869

スの晩夏型である。

リスアカネ産卵

40

他のアカネは環境の変化に反

870

その晩夏型の赤がこ

リスアカネ産卵2

 

応減少するが、本種は影響が感

871

こ5年見られない。溢

リスアカネ♀

 

じられず、今まで通りの多さで

872

れかえっていたナツ

リスアカネ♀2

 

ある。2013年の荒廃ぶりは尋

973

アカネ、アキアカネが

リスアカネ♂

 

常ではなく、それでもいままで通

874

年々減少し、今では

リスアカネ♂2

 

りだったら驚きである

875

数えるほどとなりナツ

マユタテアカネ

35

本種はここ5年、毎年5、6頭姿

976

は初夏に姿を現すが

マユタテアカネ♀2

 

を見せ、荒廃の影響は感じられ

877

いつしか姿を消し、真

マユタテアカネ♀3

 

ない。他のトンボに遠慮して三

878

夏には全く見られな

マユタテアカネ♀4

 

等地で過ごし、他が減って競争

879

いのである。

マユタテアカネ♂

 

相手がいなくなると、二等地、一

880

アキアカネが減少し

マユタテアカネ♂2

 

等地へと紛れ込む

881

たことは話題になり

マイコアカネ♀

34

全国的にも希少種で、荒川でも

882

原因は河川管理とさ

マイコアカネ♀2

 

年に2頭平均である。希少でも

883

れ、荒川でも河川の

マイコアカネ♂

 

2006年から2012年まで続い

884

荒廃とナツ、アキの

マイコアカネ♂2

 

ており、恐れ入る

885

減少と合致する。

ミヤマアカネ♀

34

深山(ミヤマ)の名がつくが、平

886

人の生活も大なり小

ミヤマアカネ♀2

 

地でも普通に見られる。荒川の

887

なり影響を受けること

ミヤマアカネ♂

 

荒廃で減少傾向にあるが、比較

888

は間違いない。

ミヤマアカネ♂2

 

的影響が少ない

 

カワゲラの仲間

カワゲラ目

体  長

3種4点

889

アミメカワゲラ

アミメカワゲラ

16〜18

2012年に一度だけ見られた

890

カワゲラ

カワゲラ

20〜25

数は少ない

891

荒川ではカワゲラの

オオヤマカワゲラ

20〜25

特定な場所で発生、環境の変化

892

種類は少ない

オオヤマカワゲラ2

 

で拡散し、今は激減している

 

カゲロウの仲間

蜉蝣(フユウ)目又はカゲロウ目

体  長

11種12点

893

モンカゲロウ

モンカゲロウ

15〜17

荒川では希少種である

894

カゲロウとしては大き

フタスジモンカゲロウ

12〜14

人家でたまに見られる

895

めな種類である

ムスジモンカゲロウ

15〜20

滅多に見られない

896

カワカゲロウ

キイロカワカゲロウ

12〜15

人家中心に比較的多く見られる

897

ヒラタカゲロウ

シロタニガワカゲロウ♂

8〜12

非常に多く発生し、荒川の荒廃

898

荒川では最も多く見ら

シロタニガワカゲロウ♀

 

とともに拡散している

899

れる種類で、発生時

ヒメヒラタカゲロウ

8〜10

比較的多い種類である

900

期もかなり長い

エルモンヒラタカゲロウ

10〜12

名前が違っているかもしれない

901

フタオカゲロウ

チラカゲロウ

12〜15

最近は見られなくなった

902

どれも希少種である

ヨシノフタオカゲロウ

15〜17

希少種と言えるかもしれない

903

コカゲロウ

フタバコカゲロウ

4〜6

比較的多く見られる

904

シロカゲロウ

ミツトゲヒメシロカゲロウ

人家で一度だけの出遭いである

 

バッタの仲間

直翅(チョクシ)目又はバッタ目

体  長

48種80点

905

バッタ

トノサマバッタ

♀45

バッタの王様トノサマバッタは、

906

荒川ではバッタの総

トノサマバッタ緑色型♀

♂35

名前だけでなく、数でもトップに

907

数は多いが、種類は

トノサマバッタ緑色型♂

 

並び、様々な形体に出くわし、時

908

13種の記録で、それ

トノサマバッタ褐色型

 

には可愛らしい瞳を向けてくる

909

ほど多くない。夏の気

ショウリョウバッタ緑色型

♀80

数ではトノサマバッタにかなわ

910

配が感じられようにな

ショウリョウバッタ緑色型2

♂50

ないが、大きさでは遥かに大きく

911

ると、河川敷草地の

ショウリョウバッタ褐色型

 

写真の枠を飛び出てしまい、動

912

砂利道に数多くたむ

ショウリョウバッタ褐色型2

 

きが遅いので撮り放題である

913

ろしている。人を見る

ショウリョウバッタモドキ

30〜45

数は少ないが毎年見られる

914

と飛び立つが、ほと

オンブバッタ

25〜35

本種も数は少なめである

915

んどが砂利道に着地

クルマバッタ緑色型

30〜40

トノサマに追随する多さで、砂利

916

し追いかけっこをする

クルマバッタ褐色型

 

道にたむろしている

917

ようである。気を使っ

クルマバッタモドキ緑色型

20〜40

モドキはクルマバッタと混在し、

918

てゆっくり近づくとカメ

クルマバッタモドキ褐色型

 

ファインダーに両者が映る

919

らの射程距離まで進

イボバッタ

20

発生場所が色々で、バッタとす

920

め、写真は撮り放題

イボバッタ2

 

るとパイオニアなのかも

921

である。種類によって

カワラバッタ

20〜35

名前の様に川の傍におり、滅多

922

は草に身を潜め、か

カワラバッタ2

 

に行かないので出遭えない

923

えって接近しやすい。

コバネイナゴ

20〜35

草に潜み、目が届ききらないの

924

イボバッタ、カワラバ

コバネイナゴ2

 

で撮影機会はすくない

925

ッタは発生場所が異

セグロバッタ

20〜35

荒川では最も多数種で撮影の

926

なり遭遇機会が格段

セグロバッタ2

 

邪魔になることがしばしば

927

に少なく、希少種とい

ツチイナゴ

35〜50

他と生態が異なり、一年中姿が

928

う感じである。

ツチイナゴ2

 

見られる感じである

929

キリギリス

キリギリス♀

40

河川敷が荒れて多くの虫が減

930

荒川はキリギリスが

キリギリス♀2

 

少傾向にあるがキリギリスは

931

多く、種類は20種に

キリギリス♂

 

増大道傍の草に群がり人を嫌

932

及ぶ。森や草地、人

キリギリス♂2

 

うが動じないものもいる

933

家と、広域で見られ、

ヤブキリ♀

30〜40

ヤブキリ、ウマオイは似ており

934

20種のうち半分は樹

ヤブキリ♂

 

両者とも森を拠点にしているが

935

木の多い郊外にも住

ウマオイ♀

20〜30

ヤブキリは郊外へ移り住むもの

936

まいを持ち、灯りを求

ウマオイ♂

 

がおり、人家にも姿を見せる

937

めて多くが集まってく

コバネヒメギス

20〜25

河川敷でかなり多く見られる

938

る。キリギリス本体は

オナガササキリ

15〜20

3種は森派でひっそりと暮らして

939

かたくなで河川敷に

コバネササキリ

15〜20

いる。ササキリは多く見られる

940

こだわっている。

コバネササキリ2

 

が他は希少種で、2009年以降

941

ツユムシ類は森が拠

ササキリ♀

15

姿が見られない。森の荒廃と係

942

点で稀に草地にも姿

ササキリ♂

 

わりがあるのかもしれない

943

を見せる。ササキリ

ウスイロササキリ

15

2種は郊外派で夜間灯りを求め

944

類は種類で棲み分け

ウスイロササキリ2

 

て人家にやってくる。上の2種と

945

され、森と郊外半々

ホシササキリ

15

同様2009年以降見られない

946

で、両域で見られるも

ヒメクサキリ

25

2種とも名前通り草に縁が深く

947

のは今のところない。

クサキリ

30

草陰に潜んでいる。クサキリは

948

カヤキリは郊外に棲

クサキリ2

 

比較的数が多い

949

み替えし、河川敷で

クビキリギリス

35

3種とも一部が郊外へ進出、同

950

は見られなくなってい

クビキリギリス2

 

時に河川敷では減少傾向にあり

951

る。クダマキモドキは

カヤキリ

40〜45

河川敷のい残り組も、荒川の荒

952

両域を選び、クサキリ

サトクダマキモドキ

25〜30

廃で逃げ場を求めているのでは

953

は河川敷を選び、クビ

ツユムシ

15〜20

安定して発生していたが、今は

954

キリギリスは郊外へ

ツユムシ2

 

減少傾向にあるる

955

進出するものも出て

アシグロツユムシ

15〜20

本種はマイペースで、人の姿を

956

きている。

アシグロツユムシ2

 

気にせず、発生の増減は小さく

957

いずれにしても人の

アシグロツユムシ幼虫

 

幼虫が毎年多く見られる

958

生活に入りこんでくる

セスジツユムシ

20

2009年以降見られなかったが

959

傾向は続くと思われ

セスジツユムシ2

 

2012年に久々に姿を見せ、夏

960

る。

セスズツユムシ幼虫

 

から秋までの成長を見撮った

961

コオロギ

ツヅレサセコオロギ

15

コオロギは人前に姿を見せるが

962

コオロギは元々人家

エンマコオロギ

25〜30

撮影に都合よくじっとしていない

963

に潜り込み、河川敷

ミツカドコオロギ

15〜20

ので、いったん虫籠に捕獲して

964

より多く見られ、森で

ハラオカメコオロギ

10〜15

撮影するようである。じっくり撮

965

見られるものは、ど

オカメコオロギ

10〜15

影してみると意外と大きいのに

966

れも人家で見られる

クチキコオロギ

25〜30

気づき、面白い種類と分かる

967

ヒバリモドキ

キアシクサヒバリ

5〜7

ヒバリモドキは小型だがヒゲが

968

8種記録

ウスグモスズ

7〜9

長くてA3写真にうまく収まる

969

マツムシ

マツムシ♀

22〜25

オスは2008年、メスは2009

970

4種の記録で、アオマ

マツムシ♂

 

年に同じ場所で出遭った

971

ツムシは人家に多く

アオマツムシ♀

23〜24

本種は2005年に人家で大量

972

出没するが、他は滅

アオマツムシ♂

 

発生見慣れぬ虫に驚かされた

973

多に見られず、荒川

スズムシ

15〜18

たった一度の出遭いである

974

では希少種である

イソカネタタキ

10

本種も数は少ない

975

ヒシバッタ

ヒシバッタ

5〜10

荒川全域で見られる

976

3種記録

トゲヒシバッタ

15〜20

森で多く見られる

977

カマドウマ

マダラカマドウマ

20〜25

大きくてまだら模様が目立つ

978

名前の様にほとんど

マダラカマドウマ2

 

今も細々と森で暮らしている

979

が人家で見られマダ

カマドウマ

20

数は多くないがどれも人家で見

980

ラカマドウマだけが森

ヒメカマドウマ

12

られ、室内に入り込んで、愛嬌

981

の暗がりに棲む

クラズミウマ

20

のある顔をのぞかせる

982

コロギス

ハネナシコロギス

12〜15

たった一度の出遭いである

983

ケラ

ケラ

30

今は数が少なく、夜間営業の店

984

人家に出没

ケラ2

 

で何度か見かけた

 

カマキリの仲間

カマキリ目

体  長

4種8点

985

カマキリ

カマキリ

60〜85

オオカマキリより体が細く、活動

986

カマキリはチョウセン

カマキリ2

 

範囲は広くて各所で見られる

987

カマキリのことを言い

オオカマキリ

70〜90

大型で見応えがあり、正面を向

988

在来種はオオカマキ

オオカマキリ2

 

いて睨まれると迫力がある

989

リと呼ばれるようだ。

ハラビロカマキリ

50〜70

本種も活動範囲が広く、数が多く

990

荒川では種類が少な

ハラビロカマキリ2

 

て遭遇回数が多い

991

く、四種に留まってい

コカマキリ

45〜65

本種は森の住人で、秋になると

992

コカマキリ2

 

数多く見られる

 

ナナフシの仲間

ナナフシ目

体  長

1種6点

993

ナナフシ

ナナフシ

70〜100

ナナフシは手足を伸ばすと、日

994

ナナフシは元々種類

ナナフシ2

 

本昆虫界きっての大型種で、初

995

が少なく、荒川では一

ナナフシ3

 

めて見た時は驚きだった。森の

996

種のみで、毎年安定

ナナフシ4

 

住人で、特定な発生場所はなく、

997

して発生、幼虫、若虫

ナナフシ幼虫

 

緑色型と褐色型があり、成長過

998

とも遭遇する

ナナフシ若虫

 

程の違いではなさそうである

 

ハサミムシの仲間

ハサミムシ目

体  長

2種2点

999

ハサミムシ

ヒゲジロハサミムシ

18〜20

棲息場所の関係もあるよで、ど

1000

オオハサミムシ

オオハサミムシ

20〜22

の種類も滅多に見られない