荒川の夏模様1

2002年7月11日台風6号

コ メ ン ト

 熊谷地域を通過する台風は秋(9月以降)が中心であるが、夏にもやってくる。デジタルカメラを使うようになって15年、夏場の台風の猛威を撮影したのは2002年にただ1度だけである。

 1999年に荒川上流、深谷市の六堰が台風による大水で決壊、以後初めて台風の猛威を撮影した。台風によって川は濁るが、写真の様に茶褐色になっているのは、この時だけで、六堰の決壊が影響しているのかもしれない。

 堰が機能していれば土砂を食い止め、同じ濁りでも、茶より灰色が強く、台風6号は、見た目では殊更迫力がある。

 荒川の名の由来は「荒れる川」であり、茶色に濁った流れは、龍が暴れているのではと思えてくる。異常気象が日常化した現代においては、かつて記録した事が無いような大雨が、降らないとの保証は全くない。

 河川の荒廃と異常気象との因果関係は現状では見いだせないが、昆虫の生息数が激減している実態を考えると、警鐘が鳴らされているように思えてならない。

 

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

F

 

G

 

H

 

I

 

J

 

K

 

L

 

M

 

N