おもてなし

少女が気を利かせ踊りを披露してくれた

(山車が中々来ず時間を持て余していた時)

コ メ ン ト

 市役所前に山車が集まってくるとの情報で出向いてみると、観客が多く集まっていた。観覧席までしつらえられ、期待させられた。

 市役所前には川越市の山車が鎮座していて、通りの少し離れた所には別の山車が市役所に向けて進んでくるところだった。反対方向からもう一台、合わせて2台が揃い、市役所前から離れていった。

 次の山車を待っていると、いつまでたっても姿が見えず、時間を持て余していると、囃子の踊り手と思われる少女が、知り合いに促されたのか、道端に出て踊り出した。

 面をかぶっていないので何の踊りか分からなかったが、所作が板について中々の踊り手と感じられ、楽しませてもらった。

 思い通りに祭りを見学できなかった者にとっては「心づくしのおもてなし」になり、心行くまで踊りを楽しんだ。

 家に帰って写真を見ると、少女の踊りを熱心に見る幼児が写っていた。幾つもの町内で、資金不足と後継者不足で祭りの運営が困難になってきているとのこと。少女の可憐な舞いと幼児の可憐な眼差しは、未来への灯に映っていた。

 いじめ問題や幼児虐待など、日本の未来にどす黒い陰りが渦巻いており、祭りは子どもたちのけれんみのない笑顔を取り戻す、大きな役割を果たすのではないかと、考えている。

 

@少女の踊りに幼児が見つ目ていた

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

F

 

G

 

H