蜻蛉(トンボ)の仲間

ナツアカネ成熟8月〜

科  名

トンボ科アカネ属

体  長

38o前後(図鑑)

 

〜o

発生時季

7月〜9月

撮影日

2007年9月16日

撮影場所

河川敷の森や草地

コ メ ン ト

 ナツアカネは、その年の気候や個体差で違いがあるものの、8月に入ると色変わりが始まる。オスについては9月に入ると老成し、体中が真っ赤に染まり、正に赤とんぼとなる。

 ナツアカネは2008年までは多数種で、河川敷の森周辺に溢れていた。河川の荒廃と符合して減少に転じ、2010年には数えるほどになり、今では真っ赤なナツアカネを見つけるのが難しい。

 

 

@ナツアカネの若い個体はオス、メス色合いが似ているが、成熟すると全く色合いが違ってしまう

 

A2012年8月1日 ♀ 個体差はあるものの、メスは8月に入って間もないものはまだ色変わりしていない

 

B2005年8月7日 ♀

 

C2005年8月7日 ♂ オスは8月に入ると色変わりが始まり、褐色、朱色、紅色へと辿る

 

D2010年8月11日 ♀ ナツアカネはオス、メスともに腹部を高く上げる習性があり、それがどんな意味合いがあるのか分からない

 

E2012年8月13日 ♂ 本種はCの個体より日付が遅いが腹部の色合いは赤みが薄い それぞれの年の温度傾向を調べて見ると大差は無かった

 

F2005年8月19日 ♂

 

G2005年8月29日 ♀ メスも8月下旬になると腹部の色が変わってくる

 

H2005年9月4日 ♀ メスも9月に入るとすっかり色変わりする

 

I2005年9月4日 ♂ 2005年のオスは他の年に比べて紅色が強く、見応えがあった

 

J2012年9月10日 ♂ Iの個体より日付が遅いが胸部の色変わりが遅い

 

K2006年9月21日 ♀ ナツアカネのメスはオスに比べて数が少なくなり、本種は最も遅い写真である

 

L2010年9月29日 ♂ 9月下旬になるとオスの胸部は赤く染まる