カワトンボ見た目分類 |
アオハダトンボ♀ |
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カワトンボは2種しか記録しておらず、分類図 |
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の必要性はなさそうなのだが、アオハダトンボと |
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ハグロトンボのオスは近似していて判別が思った |
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以上に難しかった。アオハダトンボのメスは翅に |
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白模様が有り無しの違いがあり、写真でも簡単に |
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判別できるが、オスは撮影条件によって判別材料 |
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が写し撮れるとは限らず、アオハダトンボのオス |
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は数が少ないとともに、高所を好み、好条件で撮 |
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影できていない。数少ない判別要素を無理やりこ |
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じつけた感は否めない。 |
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荒川ではハグロトンボが多く発生し、河川敷の |
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森でも多く見られたが、河川敷の荒廃が進んで森 |
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で見られる事が少なくなった。ハグロトンボの減 |
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少に呼応するようにアオハダトンボの姿が見られ |
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るようになり、両者の因果関係は否めない。 |
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ハグロトンボの数は減少したとは言えず、拡散 |
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傾向にあり、川岸を中心に南下するものが多く、 |
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中には荒川周辺の住宅地でも見られ、驚かされた |
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こともあり、昆虫たちの適応性を垣間見た思いで |
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ある。マユタテアカネが毎年我が家の庭に姿を見 |
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せるようになり、アジアイトトンボも2度やって |
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きて、多くの昆虫が人の生活に深く入り込んでき |
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ている。 |
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トンボの人家への進出は害が少ないが、蜂も同 |
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様で、スズメバチの問題が多くなったことを考え |
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ると、河川管理の問題が無視できない。 |
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@アオハダトンボ、メスの翅には白い紋があるが、ハグロトンボ、メスには紋がない 翅の長さもやや異なり、アオハダは細め、ハグロは幅広である
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Aアオハダトンボ、メスの腹部末端は太め、ハグロトンボは細めで、個体差があり、極端に細い個体もある
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撮影角度の違いでも見え方が違ってくるので太さの見極めは難しい |
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Bオスはメスと違って翅が、アオハダトンボは幅広で、ハグロトンボは細長である
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Cアオハダトンボのオスはハグロトンボに比べて腹部は太め、末端下面が白いようである 下段の個体は腹部末端に白模様が確認できないのでハグロかも
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Dハグロトンボのオスは個体差があり、胸部は光線の加減もあって様々な色合いに見える
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